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冷たくなった母の姿を見て初めに思ったのがこの言葉だった。
僕は、反抗期だった。結構きつめの、
そしてお母さんに否定されたら中指を立て、怒られたら「◯ね」という言葉を言っていた。
普通にやばい事をしているのかもしれない、、
でも、やっぱり普段より腹が立って言ってしまう、、、
注意されたなら、納得して、今度から気をつければいいだけなのに、、
怒られたなら、反省して、何が悪かったのか考えればいいのに、、、
お母さんは僕の反抗期の様子を見て、こんな事を考えていたんだろう、、
「どうしたら分かってくれるだろう、、、」
「悲しい、、、、、」
いろんな事を考えて考えて答えになったのがこれだった。
「分かってくれないなら自分が死んで、分からせてあげよう」
こんな残酷な考え方をしたんだろう、、、
そして今に至る。
「僕がちゃんと分かってられたら、、、」
「僕がちゃんと優しくしてたら、、、、、」
そんな絶望の言葉を自分に言い聞かせる。
そして、自分で言い聞かせ、自分で悲しがっていた、、、
そうするとこんな考えが頭に浮かび上がってきた、、、
「どうしたらこの死を償えるだろう、、、」
どうしてこんな事を考えるんだろう、、、
「死」というものを償えるものなんてこの世に一つもないのに、、、
でも、考えた、、、考え続けた、、
そして出た答えがこれだった、、、
「僕も死んだらいいじゃないか、、」
そんな残酷な答えがあってるのかどうかは分からない、、
でも、やらなきゃいけないと思った、、、
絶対こんな事で償えない、、、分かっている、、、
でも、やらなきゃいけない気がした、、
、、、、、
気が付けば、僕は30階建のビルの屋上に居た、、
フェンスに近づき、
そしてだんだんと「死」にも近づいていく、、、、、
気が付けば、フェンスを飛び越え、空中に居た、、
そしてだんだんと落下して行く、、
地面と直撃する頃、お母さんに届いたかは分からない、、でも、心の中で叫んだ
「お母さん、、、、ごめん、、、そしてありがとう、、、」
貴方は、、、この「ありがとう」の意味を分かることができただろうか、、、