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初めまして、絵音と申します。
この文章は以下の要素を含みます
・nmmn
・BL
・fwhr
以上の意味がわからない方、地雷の方はブラウザバックお願いします。
文才のない者が書いております。暖かい目で見ていただけると嬉しいです🙇
今日はろふまお塾の撮影日なのでスタジオに来ている。
普通に6本撮りとか終わってるだろ、、とか考えながら控え室のドアノブに手をかける。
「はる〜〜!」
「不破さん、!」
一番乗りだと思っていたがどうやら違ったみたいだ。
ドアを開けるとこちらを見るなり不破さんが声をかけてきてくれた。
「不破さん今日早いですね」
「そうやろ、久しぶりの収録やし早起きしてもうたわ」
にゃは、とはにかむ目の前の人物の笑顔は破壊力が凄まじく、これで本当に20代後半なのか?とたまに分からなくなる。
そんなことを考えていると なぁ、と声を掛けられる。
「どうしましたか?」
「晴ってさ、収録の後暇?」
「あー、このあとはVΔLZの打ち合わせが入ってて、、何かありました?」
「打ち合わせの後、俺の家来れたりする?」
今日のスケジュールを思い出す。確か空いてる。
「多分行けますよ」
「んじゃ打ち合わせ終わったら家来て、よろしく」
唐突に何を言い出すのかと思いきや、家へのお誘い。最近二人の時間作れてなかったし、これは、、!
ここだけの話、僕と不破さんはお付き合いをしている。
ニマニマと口角が上がっていく。脳内で惚気ていると、部屋に入ってきた女性スタッフに声を掛けられる。
「甲斐田さん、ちょっといいですか」
「?はーい」
そう言うと彼女は僕の手を掴み、別室へ連れていく。
今日の撮影のことか?などと呑気に考えている僕を、不破さんは鋭い目つきで見ていた。
「戻りました〜」
控え室に戻るが、まだもちさんと社長は来ていないようだった。
「なあ」
「どうしました?不破さん」
急に声をかけられて返事するが、彼は何故かムッとしている。一体どうしたんだ、、?
「さっきの、何だよ」
「さっき、?」
思い当たる節がない。
「さっきの女。絶対晴の事狙ってる」
「、、はぁ」
またそれか。
「またそれかって思っただろ」
ウッ図星。
「別に思ってないけど、」
「嘘つけ。お前さ、危機感無さすぎるんだよ。」
耳にタコができるくらい聞かされた言葉。危機感がない。
不破さんによるとどうやら僕はよく人に好かれているらしい。実感はない。だってこんな身長がでかくてアラサーでオタクの僕なんて好きになるやついないだろ。不破さんくらいしか。
不破さんは僕が他人と少し距離が近くなっただけでこの話をする。正直、それは不破さんの考えすぎだと思っている。そんな少女漫画みたいな展開ないから。学生時代も告白なんてされたことないし。
「……なあ聞いとんのか」
「聞いてますって」
本当は聞いていなかったけどどうせいつもと同じ事しか言ってないんだから。
「嘘。」
「嘘じゃないって、」
「なぁ晴、俺はお前が心配なんだよ。」
「分かってますから」
「じゃあなんでそんな面倒くさそうな顔してんだよ」
「もう分かってるよ、うるさいなぁ」
「は」
まずい。今のは口にしたらだめなやつだ、やってしまったと後悔した。
最近仕事が忙しく、ピリピリしていたこともあるが、僕のことを大切にしてくれている不破さんに一番言ってはいけない言葉。
そう思った時にはもう遅かった。
「……分かった。もうこんな奴の事なんてどうでもいいんやろ。愛が重たくて、面倒で、うるさくて。嫌になったんやろ」
「違っ」
「じゃあ何だよ、もう別れるか?」
別れる。目の前の恋人から言われた言葉が僕の頭に響き渡る。
別れる、のか。捨てられるのか、僕は。
不破さんの目に光はなかった。
「はぁ…外の空気吸ってくるわ」
気だるそうに頭を掻いた彼は、そういう残して部屋を後にした
ポツリと部屋の中に取り残された僕は、ただ立ち尽くすことしか出来なかった。
1話目からお先真っ暗感満載ですけど絶対ハッピーエンドです。
2話も同時に上げるのでそちらもぜひ見てください。
次回解決して、その次がR18の予定です👋🏻
誤字脱字等があればコメントお願いします🙏