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最初にあった時はイカとは思えないぐらい真面目な地味子ちゃんで、今だって全然俺のタイプじゃないし絶対手を出そうなんて思わない子なんだけども。
他の奴だったら、シャツのボタンなんか首元を開けて緩めにタイ絞めて、楽するところもそうじゃないとこも楽するものなのに。
あいつに影響されたのか?とか。思ってしまうくらいには嫉妬みたいな感情が生まれてしまった。
最初は妹と同じように対応するだけだなんて思っていたが、何をしても反応が薄すぎる。それどころかすごいびくびくされる。普段高身長ってだけで持て囃されてるのが嘘みたいに。
「4号は司令に似合っとらんよ」
「えっ逆じゃない?」
背後からホタルちゃんの声が飛んできて、反射的に返してしまった。
思い出してほしい。第一、俺は明るくてよく笑う可愛い女の子が好きなんだ。
「よく男が言ってるやつじゃんね。抽象的すぎんよ」
図星だけどそれはないだろ。思わず持っているペットボトルにぺき、と力が入る。
ふーと長く息を吐いて荒立った気持ちを落ち着ける。なんだろう、この息の吐き方は不良だったころを思い出して悪寒がする。
シオカラーズの二人がムイちゃんを気に入っているのは同僚だからか同性だからなのか。いや、ムイちゃんの境遇を鑑みて同情か。
「俺、ムイちゃんが笑ってるの見たことないよ」
「笑わない子じゃなくて、笑えない子だからね。そこんとこどうするかが4号の課題~」
そんなこと言われても、どうすればいいのか。
あぁ。どうするかもこうするも、何もしたことがなかったか?。
元は付き合えそう、ヤれそうな子を狙っていた。ムイの同居人がキヨで、キヨの同居人がヨウと言う一方通行な関係。ムイとキヨが普段どう過ごしているかはあまり興味がなかった。
(力尽きたのでここで切り。完全版はこの話に付け加える形で”再投稿”をしてください)