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暑苦しいが、爽やかな風が吹く夏。
校庭では青年たちの声が響く。
「あ゙づぃ゙ぃ゙…。こんなん可笑しいやろ…なんでこんな暑いんや…。」
ダラっと机に伏せ、ブツブツと独り言のように呟く緋八マナ。
「俺に言われても困りますぅ〜。」
そんな呟きにスマホをいじりながら素っ気なく返す、伊波ライ。
2人は同じ軽音部に所属している。
「こんくらいで文句言ってたら部室の暑さでマナ死ぬけど大丈夫そ?」
「これより暑いんホンマにバグすぎる…。」
軽音部はいちばんに着いた人がエアコンをつける謎のルールがあり、涼しくなるまでかなりの時間を要する。
そのため、皆わざと遅れて行くのだ。
「遅れて行きたないのに暑さのせいで遅れるんマジ終わっとるやろ!」
「それはそう。そろそろ文化祭出しなー。」
高校での一大イベントと言っても過言では無い、文化祭。
それぞれのクラスや部活の活躍を見せれる場所でもある。
そんな中、軽音部はステージで曲を披露する。
「…あ、やべ。次始まりそう。じゃあね、マナ!また放課後!」
「ん、またな〜!」
そして、放課後。
伊波は緋八を呼びに教室へ向かった。
「え、部室使えないん?」
「エアコン新しいのにするかららしい。」
伊波は部員からその事を聞き、マナにも言いに来た。
「マジ?最高やん!」
「…でも、どこで練習するの?」
「教室…?」
マナのクラスは部室として使われないため、確かに最適ではある。
「…そーするかぁ。」
「それしか道ないねんな。やろやー!」
「じゃあ、さっそく…。」
伊波はギグバッグからエレキギターを取り出し、誰かの椅子に座った。
「マイクないからさ、まぁ、頑張って。」
「あっても無くても変わらへんよ。」
「うぃ〜、カッケェー。」
〜〜♪〜♪
「…ん〜、結構やったなぁ…。」
「疲れた〜…!帰りコンビニ寄らない?」
「お、ええやーん。」
練習も終わり、下校時間。
校門を出て少し歩くとコンビニがある。
「今日、俺がなんか買ったるわ。」
「まじ〜?ごちでーす!」
伊波はニコニコとしながら緋八に笑いかけた。
「伊波えらい頑張っとったからな。」
「なにその保護者目線。きも〜。」
「口悪!褒めてんねんけど!」
緋八は伊波の頭を軽く叩いた。
「だって、個人練習ってことで最初以外は角と角でやったのになんで頑張ったって言いきれんの?」
「見とった以外に理由あると思うか?」
「どんだけ俺のこと好きなの?!」
「んー、めっちゃ好きー!」
「キャー!」
緋八は明るい声で伊波の問いかけに答えた。
「伊波はどんくらい俺のこと好きなん?」
「…俺も、マナのことめっちゃ好き。」
伊波の答えはマナと変わらない。
だが、声色が全然違う。
冗談とは言わせないような、真面目な声色だ。
「そ、そか…。」
それを聞いた緋八は耳を赤くし、伊波から目を逸らした。
伊波も数秒経ってから何をマナに言ったのかわかり、耳を赤くした。
「…な、暑いし、アイスにしよか…。」
「う、うん…。」
暑い夏。
2人はさっきよりも、もっと暑く、熱く感じた。
スクロールお疲れ様でした!!