生まれ変わったら
私の唯一の友達はクラスで1番陽キャの男子のゆうだけだった。
今日、私はこの屋上から飛び降りることにしてみた。
死ぬ前に、ゆうに一通だけメールを送って、靴を脱いだらさあ今から飛ぶぞという時、誰かが扉を開けて来た。
ゆうだった。
さら「なんでここに居るの。」
ゆう「いや、そりゃあんな意味深なメール来たら飛んでくるだろ。」
さら「私、なんて送ったっけ。 」
ゆう「はあ!?ったく、しっかりしてくれよ、」
「生まれ変わったら海月になります」
ゆう「だけ送ってきたから焦ってそこら中探し回ったんだぞ!」
あい「ねえ、知ってる?海月って、脳も心臓もないから、感情も持たないし人間に懐くこともないんだって。おまけに死んだら水に溶けるらしいよ。」
ゆう「だからなんだよ。」
さら「だーかーら!私は生まれ変わるなら何も感情を持たず何も考えなくて済む海月かなー。って」
ゆう「何恥ずかしいこと言ってんの?」
さら「、、、は?」
ゆう「大体、来世なんかあるかもわかんねーし、そう考えるのは考えるのがさらだからだろ?もし来世が人間なんだとしたら、それはもうさらじゃないんだからその人が思いたいように思わせといてやれよ。それに、もし海月に生まれ変わったら、海月はお前になりたいって思うと思うよ。」
さら「っは、笑なにそれ、笑
私が海月になって欲しくないのー?笑」
ゆう「なって欲しいわけないだろ。お願いだから死ぬな。」
さら「、笑笑ありがとねー。ゆう。でもね、そんなふうに思ってくれるのは、この世にゆうだけなんだよ。」
ゆう「俺がいるじゃん。十分じゃん。1つでもあれば生きようと思えるだろ。」
さら「は、なにそれ、笑どんだけ、私の事、好き、なんだよ。笑」
私はいつの間にか泣いていた。
本当は、助けて欲しくてメールしたんだ。
END
コメント
24件
なんかバグ?かそーゆーやつなのかな?で行がいっぱい消えてる🥹
更に意味深にしたいと思ってしまう自分VSこれぐらいの方が分かりやすくて良いと思ってしまう自分