この作品はいかがでしたか?
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こんにちは、砂糖アイス🍨です!
これから短編集はこちらで投稿させていただきます!
今回は短編集の記念すべき第1話です!!
アテンション
・年齢操作🈶
・赤白
・白さん女体化
『赤』 「白」
それでは、どぞー!
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『もっと、もっと早くに撮っておいたら良かったなぁ…』
ある男性は、そう呟きながらカメラを回した。
あるところに、夢見る少女がいました。
その少女の夢は、いつか走ることです。
なぜそんなことが夢?と思った方はいるでしょう。
なぜならその子は、生まれつき足が不自由だからです。
そんな少女には、少し年の離れたお友達がいました。
そのお友達は少女の昔からのお友達、ずっとずーっと一緒です。
「なぁなぁ」
『どうしたの』
「いつか、走れる日ってくるんかなぁ」
「幸せってくるんかな…」
雲のない、すごく綺麗な青空が広がっている日。
少女はお友達に疑問をぶつけました。
少女の車椅子を押しながら、男の子はその返事を考えました。
『あのね、幸せってくるものじゃないんだよ』
「どういうことなん?」
『幸せは自分から近づいていくもの、だから来るものでは無いんだよ』
幸せは来るものではなく、自分から近づいていくもの。
彼はそう答えました。
「そうなんや…」
女の子は納得したような声を出しましたが、実はあまり分かっていませんでした。
月日は流れ、少女は魅力的な女性となりました。
ですが、まだ夢は叶ったことはありません。
「はよ走ってみたいわ…」
『いつかは走れるようになるよ』
つまんないという顔をした女性に、 男の子は少し微笑みながら答えました。
『来週頃には走れるかもね』
「なんで分かるんよ」
『長年の勘ってやつ』
「長年の勘ってなんや?」
女性は、ふざけて言ったのだと思ったのだけれど、なんとなく男性の言葉に引っかかっていました。
『お願いします、俺の__の代わりに、あの子を走れるようにしてください』
なにかに向かって話しかける男性を見ました。
その男性はとても真剣そうで、なんだか止めに入れない、そのくらい真剣な声でした。
そして次の週。
なんと本当に、女性の足が動かせるようになりました。
毎朝女性は、足が動かせるかなと淡い期待を持ちながら、足を動かそうとしていました。
そして、ついにその日がやってきたのです。
「り、りうちゃ…りうちゃん!」
女性はベットから飛び起き、ある人の元へと走りました。
親よりも、兄弟よりも先にこのことを知らせたい人が居ます。
その人は、長年の付き合いの男性… いや、幼馴染で大好きな、りうらさんに。
「り、りうちゃん!」
『おわ…どうしたの初兎ちゃん、って…』
『歩けてる…?』
「歩けた、歩けたよ」
「やっと夢、叶ったよ!」
女性は…初兎さんは今までよりも、すごくキラキラした笑顔で伝えました。
さっきまで驚いていたりうらさんも、みるみる笑顔に変わっていきました。
『良かった、良かったよ…っ』
りうらさんは、初兎さんに近づいて、初兎さんを抱きしめました。
まだ、まだこのままでいたい。
そう思いました。
『ぁー…喋りずらくなってきてるなぁ』
「りうちゃん、なにしてん…? 」
ある日の深夜。
りうらさんは、誰かに向けて手紙を書いていました。
だんだん、声が出にくくなっているのが分かります。
『え、初兎ちゃっ…?』
後ろから好きで、大好きでたまらない、あの人の声が聞こえました。
後ろを振り向くと、後ろにはあの人が立っていました。
「りうちゃん、なにか隠しとるんやろ」
『俺はなにも…っ』
「何もしとらんかったらなぁ…うち宛てに手紙なんて書かんやろ…っ」
「なぁ、教えてやっ…」
なく声が聞こえる。
大好きなあの人の、泣く声が。
『…言うよ、全部』
りうらさんは、隠さず、全てを話しました。
「うちのせいで、りうちゃんの声が使えんくなるんか…?」
『初兎ちゃんのせいじゃないよ』
「嘘や、うちのせいやもん」
「うちの夢があんなんやったから、りうちゃんが喋れんくなった」
「あんなこと、言わんかったら…っ」
『初兎』
初兎さんが自分のことを責めている時、初めてりうらさんは初兎さんのことを呼び捨てで呼びました。
「ん、え…?」
初兎さんが振り向くと、りうらさんは初兎さんに口付けをしました。
その後、あの頃と変わらない笑顔で言いました。
『初兎のせいじゃないよ、じゃなかったらこんな事しないでしょ』
と、あの頃とは違う声で。
「りうちゃんっ」
『どうしたの?』
話しかけると、文字で返事が返ってきます。
もう、彼の声は聞けません。
もし声が聞けたら、話せたらどれだけ幸せか。
そう彼女は何度も考えたことがあります。
ですが、幸せは来るものではなく、自分から近づいていくもの。
だから、声を聞いて話す、という幸せを上回るような幸せに、これから2人で近づいていきます。
「大好きやで」
『俺も、大好き』
そよ風が吹きました。
まるで、そのそよ風は2人のことを見届けているかのように、優しく吹いていました。
幸せの形。 fin
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なっげぇ…こんなかけるのか私(
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
リクエストも受け付けておりますのでよければ!!
それでは、おつあいでしたー!
コメント
3件
誤字などが見つかったため、直させて頂きました🙇🏻♀️