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『俺』と「男」のイラストは出来次第サブ垢に投稿しておきますね!これからも「誘拐犯からは逃げられない」をよろしくお願いします!!
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『ッ……』
目を覚ます。相変わらず視界は塞がれているが、何故か落ち着く。
「ん…起きた?よく寝てたね、おはよ」
一体何日眠ってたんだ、そう思いながらグッ…と身体に力を入れて起き上がろうとする。
「こら、何起きようとして……もしかして喉乾いた?3日も寝てたらそうなるよね、ごめんごめん、ほら、口開けて、飲ませてあげる。」
男は俺を赤ん坊のように抱きかかえて水を飲ませようとする。俺は嫌だった、誘拐犯に赤ん坊扱いされて、自分では何も出来ない。もう死んだほうがマシだ、このまま餓死すれば、楽になれる。
そう思ってはキュッと口を閉じ、何も受け入れようとしない。男は俺をベッドに置いた。すると急に鼻を摘まれて息が出来なくなる。口を開けば水を飲まされる。
『ッ”…ぐ……ぅ゙…ッ……』
焦った俺は首を横に振る。男の手は離れない。
「口開けないと離さないよ、苦しいの嫌でしょ?」
男は容赦無い。殺す気ならさっさと殺せ、しかし身体が限界だったのか口を開けて大きく呼吸をする。
「いい子だね、」
ふに、と柔らかい物が口に当たる。この形は哺乳瓶。
「咥えて吸うんだよ、難しくないでしょ?」
絶ッッッ対に嫌だ……俺は赤ん坊じゃない…
『ッ……ぅ…』
顔を逸しながら俺を抱き上げている男から逃げようと暴れる。
「暴れないでよ、酷いことはしたくないからさ、いい子だから、ね?」
『…ふざけんなよ…俺は赤ん坊じゃねぇ…抱き上げてんじゃねぇよ!くそ野郎!!』
「……分かったよ、言う事聞くまで気持ちいい拷問してあげる。」
男は俺をベッドに雑に落としては低い声で言う。すると何やらゴソゴソと物を運んでくる音がする。
『ッ……ッ”……くそ…なんで解けないんだ…ッ………』
どうにかして逃げようとする。そのためには先ず、拘束されている腕を解かなければならない。しかし、そこまでキツく縛られている訳でもないのに、何故か拘束を解けない。すると、男は俺の身体に触る。
「ねぇ…この服、邪魔だよね。」
男は俺が着ている服を掴んで冷たい物を押し当てる。
『ッ…!や…やめろ…!』
それは鋏だ、冷たく、刃の部分が長い。裁ち鋏だろう。男は俺の言葉を聞こうとせず、ジャキ…ジャキ…と服を切り裂く。シャツも下着も切られ、素っ裸になった俺は、身を丸めて寒さを凌ごうとする。部屋はクーラーを付けていて、服を着ていても肌寒い程だった。
「身体、洗おうか。」
男は俺の首に首輪のような物を着けて、持ち上げる。風呂場に着けば、男は俺をひんやりとした床に置く。冷たい…
「お湯で洗ってあげるね?冷たい水だと風邪引いちゃうでしょ?」
『も……やめてくれ…足が無いんだから…逃げることは出来ないだろ……なぁ…頼むから…ッ…!』
「……ふふっ…可愛い。もっと、その怯えた表情を見せてよ… 」
男は俺の口に口吻をして、耳元で囁いた。突然のことで俺は固まってしまい、言葉も出なかった。
「じゃあ、お湯かけるよ」
男はシャワーの蛇口を捻ってお湯を出す。
『ッ…ぅ…』
男は俺の身体をシャワーで流しながら泡立ったタオルで上半身を優しく擦る。そんなに優しく洗われたら…眠くなってしまう…ウトウトしていると男がいきなり顔にお湯をかける。
「何勝手に寝ようとしてるの?」
『ッ…違…お前が…あんなに優しく洗うからだろ……』
「…ふぅん…?気持ち良かったんだ?」
『そういう訳じゃ…』
男は俺をそっと抱き起して胸の中で包み込んだ。
『おい…服、濡れるぞ…?』
目隠しをされていても男が服を着ていることは分かる。
「いいよ、この服も洗濯するから。下、洗うよ?」
男は俺を正面合わせで抱きしめるように抱えては、背中に優しくシャワーをかける。俺は男にされるまま、大人しくしていた。俺の足は無い。この男に奪われた。その為、足はすぐに洗い終わった。
「次、後ろ洗うから、力抜いてて」
『は…?』
男は縛られている手をそっと握る。
「キツかったら手握ってね、」
風呂場には男の声とシャワーの水圧を下げる音、シャワーヘッドを回して外す音が反響して聞こえる。すると、男の手が俺の尻を触る。俺は反射的に身体が反応してビクッと肩を揺らす。
「…浣腸するからね、無理せずに痛かったりしたらちゃんと手握ってね、」
『……』
俺は逃げ場のない状況に諦め、男の胸に顔を埋める。男が微かに笑った。何故か嬉しそうな声色だった。小さく、ふふっ、と。
「すぐ終わるからね、」
そう言いながら男は俺の尻の中にお湯を少しずつ入れて浣腸を何度か繰り返す。
『ッ…変な感じがする…』
「うん、浣腸はそういうものだよ、最後一回浣腸したら終わりだからね、」
『…ん…』
俺は…男のこの優しい口調に慣れてきてしまっている。相手は俺を誘拐しているのに、男の優しさで、それを忘れてしまいそうになる。
「はい、終わったよ、次、前洗うね」
『前…?』
男は俺を持ち上げて背後から抱きしめるように抱える。男は俺の耳元で『これだよ』と言いながら俺のモノを触る。
『ンッ…』
俺は無意識に声が出てしまう。
「ん、ちゃんと反応してるね、」
男は、俺のモノを掴んでゆっくり上下に扱く。
『ッ……ン…ッぅっ…ひっ…ン”ンッ…』
段々と扱く速さが上がる。
『待っ、止まって…止まって…!イクッ!イクからぁ…!ン”ッ~~~ッッッッ!!!』
俺はビクビクッと身体を震わせながら達してしまった。
「上手にイけたね、寝てていいよ、後は髪洗うだけだから」
『ッ………』
男は俺の頭を撫でながら優しい声で言った。俺は男の腕の中で眠りそうになりながら小首を振った。
「…無理しなくていいからね?」
男はそう言いながらシャワーで俺の髪をお湯で濡らし、マッサージをするように洗い始めた。美容師のように上手く洗う、温かくて、優しい手…
『お前…髪洗うの…上手いんだな……』
「そう?ふふっ、ありがとう、僕、君のそういうところ好きだよ、」
男はいつにもまして愛おしそうな声で言った。
『…………』
俺は睡魔に負けて眠ってしまった。眠っている間も、男は俺の頭をマッサージするように洗う。
「…やっぱり可愛いなぁ…りっくん……」
髪を洗い流し終われば男は俺の身体をタオルで包んでベッドに連れて行く。男は俺の頬にキスをして新しい目隠しを俺に着けて抱き枕のように俺を抱きしめながら眠った。
すんごい投稿出すの遅れて申し訳無い…!第2話いかがだったでしょうか、主人公の『俺』の名前のヒントを出してみました!
第1話コメントとても嬉しかったです!有難うございます!!
それでは、第3話をお楽しみに!!
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