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どうもねいです。
短い。
めは敵、ぬは愛すべき存在(?)
いきます。
青side
「なんで?」
そう聞かれた。
ふと自分がいることに気が付いた。
今まで自分にかかっていた霧というか、靄というか。
それが解けて消えていくようだった。
「何が?」
問い返した。
大まかな予想は付いていた。
だが、なぜ今なのか。
なぜ、それを問うのが今なのか。
それだけが分からなかった。
「…なんでもない。」
彼から帰ってきた言葉は冷たくて、
どこか、わざと深い溝を作ったかのように思えた。
__監禁されてる身のくせに。
彼の瞳に写った俺の顔は美しくはなかった。
なんで今なの。
なんで答えてくれないの。
なんで?
なんで、俺の回答を待っているの?
「…好きじゃないから。」
何を思い、自分がこんな言葉を発したのか分からなかった。
ただ、震えている君を見てしまって。
これ以上に無いくらいの衝動に駆られて。
自分自身が恐怖だった。
衝動を抑えるために、急いで部屋から出た。
__窓から見た景色は夜だった。