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うま!?
あるところに足が速いA君と足の遅いB君がいました。B君はA君に50m走や鬼ごっこ、その他走るもの全般負けていました。
ある日、B君はA君にこんな提案をしました。
「ねぇねぇ、A君」
「なあに?B君」
「僕たち1回競争してみない?」
「どうして?僕は50m走7秒台だけど君は10秒台。この時点で差は明確じゃないか」
「お願い!1回だけ!」
A君とB君の周りには、騒ぎを聞きつけた子たちが取り囲んでいました。
「しょうがないなぁ。じゃあ、明日の3時半から、先に町内一周したほうが勝ちでどう?」
「おっけ〜絶対負けない!」
【次の日】
「よーいどん!」
A君とB君の競争はそんな掛け声から始まりました。
50m走が7秒台なだけあり、A君はB君との差をどんどん広げていきます。
ところがB君はスタート地点から少し離れた場所で転んでしまいました。
「大丈夫?」
「一緒に家行こう」
「血はでてない?絆創膏はいる?」
あたりは見に来ていた子たちの心配の声であふれました。そして皆でB君の家に戻りました。
A君がついたゴールには誰もいませんでしたとさ。
どうでしたでしょうか?
昔、私が書きためていた小説を少し直したものなので、アドバイスなどがあったらぜひコメントで教えてください