今日はビッチ先生とテロリストが来る日
教師全員とビッチ先生,そしてスーツを着た黒髪の七三分け,というのだろうか。そういう髪型の眼鏡掛けた知らない男の人がいた
…あの人がテロリスト…
でもなんか見た事ある様な…?
いや,此の世界の人はあまり見た事が無いし…
身に覚えがないな…
条野「(此の世界の人…?)
其の人ははかなり特殊な躰つきですが気にしてもらえないと助かります」
殺せんせー「ヅラです」
イリーナ「構いません!!」
『グフッ…w(プルプル)』
キブシ「グッ…w(プルプル)」
あかん,笑ってまう…w
我慢我慢
?「は,初めまして…権藤萊(こんどうらい)と申します…!
よ,宜しくお願いします…!」
テロリストはそう云うと丁寧にお辞儀をした
…本当にテロリストか疑ってしまう
てか声聞いた事ある様な気がするな〜
姿といい声といいなんだろうな〜
既視感がある様な…
烏間「本格的な外国語に触れさせたいとの“学校の”意向だ
英語の半分は彼女の受け持ちで,彼は理科の半分を掛け持ちで文句は無いな?」
殺せんせー「…仕方ありませんねぇ」
カエデちゃんと渚君の話し声が聞こえる
茅野「…なんかすごい女の先生来たね
しかも殺せんせーにすごく好意あるっぽいし」
渚「…うん…
でもこれは暗殺のヒントになるかもよ
タコ型生物の殺せんせーが…人間の女の人にベタベタされても戸惑うだけだ
いつも独特の顔色を見せる殺せんせーが…戸惑う時はどんな顔か?」
ざんねーん☆普通にデレ顔でしたッ!
茅野「…何のひねりも無い顔だね」
渚「…うん。人間も“あり”なんだ」
笑っちゃうくらいに呆れてるね!
イリーナ「ああ…見れば見るほど素敵ですわぁ
その正露丸みたいなつぶらな瞳
曖昧な関節
私とりこになってしまいそう♡」
殺せんせー「いやぁお恥ずかしい」
其処がツボな女は全世界中探しても居ないと思うよ〜?
此処で読者の皆さんにクイズ!(メタイ)
僕達は今何をしてるでしょう!
正解は〜?(はやっ)
暗殺し乍らサッカーをしていた,でした!
…これ虚しいな←
キブシ「はいパス!」
『はい暗殺』
案の定交わされた
〜其の頃 No視点〜
イリーナ「いろいろと接近の手段は用意してたけど…
…まさか色仕掛けか通じるとは思わなかったわ」
烏間「…ああ俺達も予想外だ」
条野「ふむ,色仕掛けが効くとは…」
太宰「変態だ」
尾崎「これ太宰」
だが色仕掛けなら彼女の分野だろう
イリーナ・イェラビッチ
職業は殺し屋美貌に加え,10ヶ国語を操る対話能力を持つ
如何(いか)なる国のガードの硬い暗殺対象(ターゲット)でも本人や部下を魅了して近付き至近距離から容易く殺す
潜入と接近を高度にこなす暗殺者
烏間「だがただの殺し屋を学校で雇うのはさすがに問題だ
表向きのため教師の仕事もやってもらうぞ
権藤さんもお願いします」
権藤,と呼ばれた男は先程たどたどしかったとは思えない程ににっこりと笑う
権藤?「ハーハハハ!任せたまえ!」
権藤萊
彼の本当の名前は皆さんお察し,ニコライ・ゴーゴリ
条野,鐵腸,太宰にバチバチに睨まれているにも関わらず笑顔である
イリーナ「…ああ,別に良いけど私はプロよ
授業なんてやる間も無く仕事は終わるわ」
イリーナは扉に手を掛けてそう云い放った
ゴーゴリ「そんな簡単に行くものじゃ無いと思うけどねぇ」
そんな彼の独り言の様な発言は誰も答えず空に溶けていった
〜No視点終了〜
イリーナ「殺せんせー!」
サッカーをし乍ら暗殺をしているとビッチ先生が殺せんせーを呼んだ
イリーナ「他の先生先生から聞きましたわ
すっごく足がお速いんですって?」
殺せんせー「いやぁそれほどでもないですねぇ」
イリーナ「お願いがあるの」
慥かベトナムコーヒー頼むんだっけ
イリーナ「一度本場のベトナムコーヒーを飲んでみたくて
私が英語を教えている間に買って来て下さらない?」
殺せんせー「お安い御用です
ベトナムに良い店を知ってますから」
…アレ(マッハ20)を脚が速いで片付けられるとは思えないなぁ
磯貝「…で,えーとイリーナ…先生?
授業始まるし教室戻ります?」
イリーナ「授業?…ああ各自適当に自習でもしてなさい
それとファーストネームで気安く呼ぶのやめてくれる?
あのタコの前以外では先生を演じるつもりも無いし
「イェラビッチお姉様」と呼びなさい」
E組「…………」
行け!カルマ君!君の出番だ!
カルマ「…でどーすんの?ビッチねえさん」
キブシ・アイ「wwwwwwwwwwwwww」
イリーナ「略すな!!
そしてアンタらは笑うな!!」
カルマ「あんた殺し屋なんでしょ?
クラス総がかりで殺せないモンスター
ビッチねえさん1人で殺れんの?」
イリーナ「…ガキが
大人にはね,大人の殺り方があるのよ」
ザッとビッチ先生は渚君に近付く
イリーナ「潮田渚ってあんたよね?」
僕はスッとスマホを構える
渚「?」
渚君はビッチ先生を見る
すると渚君はビッチ先生にキスをされた
渚「ん〜!」
10HIT
渚「んん…」
20HIT
渚「…」クタ…
30HIT
落ちちゃったねアレは
イリーナ「後で教員室にいらっしゃい
あんたが調べた奴の情報聞いてみたいわ
ま…強制的に離させる方法なんていくらでもあるけどね」
そりゃ駄目っすわビッチ先生〜
イリーナ「その他も!!
有力な情報持ってる子は話しに来なさい
良い事してあげるわよ
女子にはオトコだって貸してあげるし
技術も人脈も全て有るのがプロの仕事よ
ガキは外野でおとなしく拝んでなさい
あと少しでも私の暗殺を邪魔したら殺すわよ」
馬鹿だね〜
殺さない先生で殺せんせーなのに…
しゃしゃり出て来た奴がいきなり殺せたら僕等だって苦労しないさ
本気出してないだけだけど
本気出したら校舎どころか山が壊れるからね
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