※一つの国(オリカン)が崩壊・出来るまでの話です!※オリジナル国・現国・旧国有り
国を侮辱するなどの行為ではありません。
楽しんでいただけたら嬉しいのよ!
誤字・脱字注意!
死ネタナドナド…少々暗いところが多いかも知れませんのよ…
地雷さんはUターンしてくださいのよ!
それでは楽しんでください〜ッッ!
小さな国から始まった自然が豊かで美しい国。それが無名帝国。
黒と白の衣装に身を包み、赤い薔薇のように美しい女王。
民を愛し己を愛し全てを愛した彼女は戦争を嫌った。
次々に倒れていく兵士を見ていると、段々と胸が苦しくなる。
私は中国や露国などの国ととても仲が良かった。
国会を何度も行い、これから国をどう良い方に変えていくかを互いに議論しあう事が日課となっていった。
ロシア ……最近他国で戦争が激しくなっていると聞くな……。
チャイナ …そうネ……戦争はどうやっても終わらないアル………。
ムメイ ……我らは国を良くすることを考えなければならない。
ムメイ 好き勝手に他国の戦争に口を出すのはやめにしよう。
チャイナ それが一番いいネ。我らの幸せを願おう。
現在周りの国は戦争を多く行っている。
私のこの愛する国もいつ巻き込まれてしまうかわからない。
戦争は醜いものだと口を揃えて民は言うが、私はそうは思わない。
かつては我ら無名帝国も戦争をしていたのだから。
会議を行ってから数日後、私は中国に宴会に呼ばれる事になった。
中国には数ヶ月一度にこうやって宴会に呼ばれる事があった。
露国と北国に印国も呼ばれ、私たちは中国の用意した部屋に集まった。
私の国の礼儀としてはその国の有名な服を着て出かけるというものがある。
そのため以前中国に頂いたチャイナ服を着て私は宴会に向かった。
ロシア ほう…美人だな……
ムメイ それほどでも……
チャイナ 似合っているネ!
インド 美しい……
キタ ………
いつも通りの優雅な宴会は盛り上がり終盤に差し掛かると私の持っていた連絡機が静かに鳴った。
少しだけ面倒だったが何かあったのだろうか、と少し不安になり電話機を取る。
電話先からは荒い息遣いと多くの叫び声。
その音が聞こえた瞬間、私の頭は真っ白になった。
ムメイ ………何があったのかその口で言いなさい…。
ケライ …姫様が出かけた後に襲撃されました……。
ムメイ ……ッッ…今すぐに帰るわ。どこの国か教えなさい。
ケライ ……それが…様々な国に襲撃されているため何と言えばいいか…。
ムメイ …ッッ!
その言葉を聞いた瞬間に私は電話機をその場に投げ捨て大急ぎで国へ帰った。
大丈夫…私の国には何人もの戦士たちがいる……
自分の心に言い聞かせ胸の高鳴りを何とか鎮める。
私の国は確かに昔から襲撃を受けていた。
理由は様々。ある国は領土を狙い、ある国は資源を狙った。
その度に全て断り戦争まで発展していた。
多少の自慢として我が国は今までで一度も戦争に負けた事がない強国だった。
だから、きっと大丈夫だろうと…そう思った。
急いで帰った…が現実は残酷だ。
目の前に広がっていたのは血塗れの都市。そして人々の泣き叫ぶ声と重なった銃声が聞こえた。
ムメイ ………あ……あぁ……
その声は虫の羽音のように小さかったと思う。
私は駆け寄って人々に声をかけたがもちろん返事は返ってくる事なく服に血が付着するだけだった。
私は人々の姿に絶望しつつも駆け足で家に一度帰った。
モテるだけの大量の銃火器、短剣などを持った。
生きて帰れる自信も確証もない。
あるのは憎しみと後悔だけ。
死んでも悔やんでも私には反省時間すらない。
油断していた私が悪い。
いつでも死と隣り合わせだったはずなのに。
どうして私は油断をしたのだろう。
私は一人で多くの兵士の中に飛び込んだ。
銃声は私を目掛けて飛んでくる。
一つ、また一つと体を切り抜けて行く。
私は最後まで生き残った。
代々伝えられているものは絶対に勝つための方法だ。
それを盗もうとした国も数多くあった。
私の勝ちはもう決まったも同然。
ーーーーのはずだった。
私が戦場で見たものは数多くの兵士たちが犠牲となり、自らの都合を主張している姿だった。
英雄だと言われた兵士も、家庭を築くと私に報告した者などがそこには大量に死んで利用されていた。
足元にはもう誰かわからなくなってしまった幾つもの死体が転がっており。
私の足についた謎の塊はきっと彼らの物なんだろう。
それに気付かされた途端に私は絶望を感じた。
私は冠を捨て降参せざるおえなかった
負けてもきっと民に元あった平和は訪れない。
数多くの兵士が犠牲となり、民も自然も全てが黒く絶望している。
何もできなかった自分を恨み、私は戦う事が怖くなった。
毎日生きることを恐怖とし、段々と会議に参加する精神も威力も無くなった。
無名の名前の意味は簡単。
私たちの国は過去から抹消された事が由来だったの。
悪意しか感じない。でもそれが現実だった。
私の祖母は無名帝国の女王だったらしい。
そして祖母から聞かされた話はとても切なくて苦しい話だった。
昔々、幼きモノクロの女王が居たという。
女王は民のためを思得るような優しい心を持っていた。
そして翌年の戦争で彼女は亡くなってしまったらしい。
美しいモノクロの冠と共に。
ー*end*ー
割と上手く書けたと思っていますがどうでしょうか!
性癖がん詰めと、あとは以前コメントでいただいたものを参考に作ったお話ですのよ!
コメント主様も見てくださると嬉しい……
他の方も見てくださったら本当に嬉しいですのよ!
今日も見てくれてありがとね!
リクエストとか質問はいつでも受け付けるのよ!(ないだろうけど)
他のも見ていただけたら嬉しいですのよッッ!
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