バチン!
凛は俺にビンタをしてきた。
「いってぇ…」 俺は呟く。
俺達は今、喧嘩中だ。付き合って”2”年記念日で、同棲もしている。
喧嘩のきっかけは、2年デートのことを凛が忘れていたからだ。準備をして、行ける準備満タンだ。凛に「もう行けるよ!」
と言うと、凛はパジャマ姿のままで、「今日なんかあったか?」、と返事が返ってくる。
俺はポカーンとなって、「なんかって、今日は付き合って2年だからお出かけしようって三週間前から言ってたじゃん!」
凛は2年記念日のことは忘れていたのか、「わり、今日予定ある」 と悪気なさそうに言う。
カチン。
俺は「せっかくの2年記念日なのに、予定いれる?」と怒り気味で言う。「無理やり入れられたんだよ。」凛はそう返してきた。
「なんで断らないの!?」、俺はもっと怒った。凛は「だからどうしてもって言われたんだよ!俺に怒るなら無理やり入れてきた相手に怒れよ!」凛は相手のせいにした。
俺は「そうやってすぐ人のせいにするところほんっと子供っぽいよな!」と言った瞬間、「バチン!」左頬に痛みが走る。
凛も怒ったのかビンタしてきた。 俺はギロっと凛を睨み、スッと手を出す。「ビクッ」凛は体が動いた。俺は凛を殴っていない。
俺は「ははは!何ビビってんだよ。」とニッコリ笑顔を見せる。そんな冗談はよしといて、俺はまだ”怒っている”
「グ…」俺は凛の胸ぐらを掴む。
「お前そろそろいい加減にしろよ」「…….」凛は黙る。 「なぁ凛」「グイッッ!」俺は凛の胸ぐらを掴みながら自分に近づける。
「っ!?」凛の戸惑った顔。
俺は顔を近づけ、怒ったからのか声のトーンが低くなる。口を開け、冷や汗をかいた凛に言う。
「あんま調子乗んなよ」
「クソガキ」
コメント
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控えめに言って神です