コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
休み時間、僕は鞄から本を取り出す。
特に用はないけど。
やり過ごす手段のひとつだから
小説を開いて、
ページをめくって
何も頭には入ってこない。
望んで1人でいるふりをして。
時間が過ぎるのを待ってる。
賑やかな教室
静かに座る僕。
そんな僕の頭の中
誰にも聞こえない鳴咽が響く。
窓の外
空は青く澄んで。
眩しい、
痛いな
チャイムを嫌うように
ゆっくりと進む時計の針。