霧島:「……つかれた。」
それは、流行りのラブソングや聖書のまやかし、道徳の教科書など世界のどんな言葉よりも真実味があった。
異能演舞の崩壊と共に現実に戻った霧島は、地面に大の字に倒れこんだ。
夕焼けはいつの間にか消え、夜の帳が降り始めている。
霧島:「……戦わねぇ……もう……絶対……」
ぐうぅぅぅ……。
霧島:「……腹減った。」
壮絶な死闘の果てに、最初に湧き上がったのは純粋な空腹だった。
霧島:「ポテチ……ポテチ食べたい……。」
地面に沈む。頭の中にはポテチとコーラが並ぶテーブルの光景が浮かぶ。
霧島:「翔太……コーラ取って……あ、いねぇんだっけ……。」
ぐうぅぅぅ……。
霧島:「……死ぬ。今度こそ、飯食わないと死ぬ。」
ゆっくりと、死にかけのゾンビのように這いずる霧島。目的はただ一つ――コンビニ。
その頃――。
吉田・白川・日哉 VS 雨宮・美々華の戦いは、次第に激化しつつあった。
だがそんなことを、霧島は知らない。
霧島:「……つかれた。ホント、つかれた。」
彼はただ、ポテチを求めていた。
コメント
2件
今回も神ってましたぁぁぁぁ!!!!! もぉ~霧島たん!ポテチならうちが何個でも用意してやるのに~!!(((( 向こうは激化かぁ、、、何かやばそうだね( だって平和お姉さんいるやん!!?激化はまじパネェっすよ(? 次回もめっっっっさ楽しみいぃ!!!!!!!