タヒ表現有
紫視点
紫「ここから飛び降りたらママにもパパにも迷惑かけないかな、笑」
シャッ シャッ (鉛筆の音
紫「ぇ?」
今は平日の11時。普通であれば学校に行っている時間帯だが、今日は違う。
紫「何描いてるん?」
桃「わ、」
「えっと、天国」
中庭にいた可愛らしい声をした少年。
桃「俺がもう少しで行くところ、笑」
笑顔だが何処と無く、寂しい笑顔に見えた。
桃「俺、余命半年なんだ」
紫「こ、怖くないの?」
俺よりも半年早いが、少年も余命宣告されているらしい。
桃「うん、怖くないよ」
「君は?なんで俺のこと聞いて驚かないの?」
紫「え何でって、」
桃「俺の事を知った人はー、みんな可哀想とか驚いてどこかに行っちゃったんだ、笑」
「でも君は違う」
余命宣告されている俺は、余命宣告されているのが普通。 驚かない。
桃「あ、俺もう行かなきゃ」
「楽しかったありがとう、笑」
そう言い少年と別れを告げた。
コメント
2件
初コメ、フォロー失礼します!書き方がめっちゃ上手いですね!続きがわくわくします!