花言葉

赤い薔薇は【愛情】

青い薔薇は『奇跡』

ピンクの薔薇は『感謝、感銘』

じゃあ、

黄色い薔薇は…？

君から

貰いたくなかった

出来れば一生

ずっとずっと

初めて君から貰う花は

赤い薔薇だって

信じてた

いや

信じたかった

君は花言葉なんて知らないんだろう、

きっと

純粋な気持ちでくれたに違いない

だから

だから

教えてあげる、ね、

二度と黄色い薔薇はいらないって伝えなきゃ

俺が欲しいのは赤い薔薇だって、、

『ねぇ”桃くん”黄色い薔薇の花言葉って知ってる？』

『…』

『知っててあげたんだけど、』

君の口から放たれる言葉はどれも俺にとっては残酷で

今の俺には耐えられない

薄々気づいてたんだ、

君の瞳に、もう俺は映っていない

『知ってるなら、なんで俺にこれを？』

でも、もう少しだけ、期待させてほしいんだ、

『花言葉のまんまだよ』

おまえは、いっつもｯ、！、

『冗談きついよ…！』

『ごめん。別れよう』

謝るぐらいなら、もっと、！

もっと、俺と一緒にいてよっ！

ねぇ、お願いだから…、

『他に好きな人が出来たんだ』

『知ってたよ』

『そっか…ごめんね』

なんで、君がそんな顔をするのっ、

『”赤”にも赤い薔薇をくれる素敵な人に出会って欲しい』

俺は君から貰った赤い薔薇しか知らないよ

『赤、、？、泣いてるの、か？』

あぁ、

俺こんなに君のこと好きだったんだね

いつぶりだろう、こんなに視界がぼやけるのは

目尻から流れる涙が耳たぶをつたっておちていった

君にこんなぐちゃぐちゃな顔を見られたくない

最後ぐらい、いちばん可愛い自分でいさせて欲しかったのに

それすらも叶えてくれないんだね

君に出会えて幸せでした

黄色い薔薇の花言葉

『愛情の薄れ、友情』