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小我太の部屋 加四六
「、、何で俺まで??」そう俺は風磨に言った。「俺だけで謝ったら確実に殺される」「俺を盾にする気か、、狂唖〜入るぞ〜」「、、、、」そこには布団からボーッと外を眺める狂唖がいた。「、、風磨が謝罪だってさ、、土下座、、しにきた、、」「、、、、」「、、、、」すると風磨は床に膝を付き、正座すると「、、本当にすみませんでした、、」そう頭を下げた。「、、、、」やっぱりわからない、、あの風磨が狂唖に対して謝ってる。外種の噛む関係にはやはり理解できない。「、、、、」風磨が謝っても狂唖は顔色一つ変えなかった。「、、こんなんで許されるなんて思ってないけど、、」「、、、、」「あんな方法でお前に勝って、、お前は屍武器も、、能魔もなかったのに、、」「、、、、」、、そういや狂唖声出ないから謝っても狂唖がどう思っているかはわかんないな、、「、、後、、狂唖、、お前もう喋れるよな」そう風磨は狂唖に聞いた。「、、え、マジ??」「マジ」「うぉ!?喋れんのかよ!!」「えへへ〜」そう狂唖は笑った。「やっぱりバレる??あ、でも喋れなかったのは本当〜」「、、、、」多分俺も風磨も驚いている。怒られると思った。怒鳴られると思った。でも少し感じ取れる。狂唖は今怒っている。でもそれ以上に、風磨に対して怯えが感じられた。「、、あの、、狂「でももういいの〜何でも〜、噛まれても負けたのは負けたんだし〜、小我太は風磨といる方が幸せなんだし」「、、、、」「、、狂唖は今からどうするの」そう風磨は聞いた。「、、??組織に戻るけど」「自分を噛んだ相手の元に??」「、、何が言いたいの??」「、、、、」少し狂唖の顔が崩れたように見えた。「、、お前の首に下からあった噛み跡、、誰にされたの」「、、まだセクハラする気??やだよ〜、言うなって言われてるもん」「誰だって聞いてんだよ!!早く答えろや!!」「、、!?」「、、!!」風磨は立ち上がった。俺にはわからなかった。風磨が怒っている理由も。狂唖が黙った理由も。「いや、、アイツに言うなって言われてるし、、あぁ、、でも風磨が言えって言ってるもんな、、」「、、、、」狂唖は困惑してた。どちらの支配者に従えば良いか。アイツと風磨、、どちらかの言うことを破るとまた噛まれる。多分それで頭がいっぱいだった。「ど、どうしよう、、」「言わなかったらまた噛む」「、、!?」「、、、、」謝った意味とは、、。「、、いや、、これは、、」「、、、、」狂唖が言わなくても大体予想できてた。「、、あ、、阿蚋が、、」「、、、、」「、、阿蚋との約束を破らないため、、まぁ、俺は破られたんだけど、、」「約束って」「組織に居る為の条件、、俺は小我太の所に居たかった、阿蚋は俺は組織にいて欲しかった、、だから小我太の代わりをするって言う条件」「、、、、」何それ、、「小我太の代わりのモルモットも、、全部やった、、その代わり小我太は殺さないでって、、言ったけど、、」徐々に狂唖の顔が崩れていった。「何でそんな条件飲んでまで組織にいたの」「小我太を守る為」「てか何で組織なんかと関わったの、、親は??お前組織なんかに入らなかったらそんな条件なしで小我太守れたじゃん」「親って、、」狂唖の笑顔が苦笑いに変わった。「、、親は、、ハハ、、誰かわかんないや、、」「、、??」「お母さんは俺が能魔の誤作動で殺しちゃったんだけど、、父親が、、誰かわかんない、、」「、、どういうこと??」「俺の能魔って凄いんだって〜、今は誰かさんに奪われてるんだけど、その能魔目的に色んな外種の大人の男に狙われて、、十何人かぐらい、、??その時乱暴もされて、、」「、、!!」「あ、でも俺まだクソ餓鬼だったから中には指入れられなかったんだよ〜」「、、、、」「、、どうした2人とも」狂唖は首を傾げた。「、、もう、、もう、笑わなくて良いよ」「、、は??」俺は狂唖に向かってそう言った。「何で笑う、それも阿蚋命令、、??」「、、いや、、これは」「、、何で狂唖がムカつくのかわかった、、されて当たり前だと思ってる、、」「、、、、」「自分は乱暴されて、、約束破られて、、噛まれて当たり前な存在だと自分で思ってる、、それが腹立つ、、」「、、何言ってんの??」「、、っ、、お前は何の価値のない人じゃないぞ!!顔可愛いじゃん!!」俺はそう狂唖に怒鳴った。「、、その顔のせいでどんだけ苦しんだと思う、、」「、、え、ブフォ!!」すると俺の顔に枕が投げつけられた。俺は狂唖の顔を見た。すると狂唖の顔からは笑顔は消えており、怒りが感じ取られた。「、、この顔のせいで性虐待も受けた、、モルモットの研究では必要ない量の血を吸われた、理由は全部反応が良かったから、、良い顔してたからだって、、本当笑える、、」「、、、、」「俺は別に自分が価値のない存在だとは思ってない、、けど、風磨に噛まれて、モルモットになったのも、、組織に居なきゃいけないのも、、阿蚋に利用されるのも、、されて当然だと思う、、それだけの事したの、、小我太に」「、、、、」「わざとじゃないよ、、わざとじゃないもん、、父さん達に愛情表現ってどうやってするのって聞いたら、、全員ああやって返してきたもん、、だから俺も小我太にと思って、、」「、、、、」「土下座で済む問題じゃないってわかってるなら、小我太返してよ、、!!小我太と一緒に過ごすのが唯一の逃げ場だったのに、、!!それは無理なんだろ??ならもう放っておいてよ、、顔も見たくない、、」「、、、、」「俺は組織に戻る、小我太は風磨が幸せにする、それだけでもういいじゃん、、もう会うこともない」「、、何言ってんだ」「、、??」風磨、、??「小我太は俺が守る、お前が組織に居る必要もない」「、、は??」「、、あぁ、、そっか、、小我太はもう風磨が守ってんだし、、狂唖が守ることも、、組織に戻る理由もねぇわな」「え、いや」「狂唖、ここで働け」「、、え」「かなさんに一緒にお願いしよう、そんでお前を貰ってくれそうな良い人探そうぜ」「、、それはもしかして恋人の話??」「おう」「、、、、」「お前ももうそろそろ誰かに守ってもらえよ、、もちろん、俺も守るしさ」「、、守ってもらうんか、、良いのかな、、そんなことされて良い人じゃないんだけど俺、、」「うるさいうるさい、取り合えずかなさんのところ行こう、下に居るから、、」そう風磨は狂唖の手を引っ張った。「、、??何、行かねぇの」「いや、、ね、寝たい、明日じゃなきゃダメ」「、、お、働く気になった」「いや、、選択さなそうだし、、」「よくお分かり〜」そう俺は狂唖を指差した。「、、んじゃ、お休み」「うん、、」
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数分後
「、、寝たな、、」「、、、、」「、、??風磨??」「、、想像してたよりめちゃくちゃにされてんだな、、コイツ(狂唖)、、正直可哀想、、もうボロボロになってんのに、、そんな奴に俺は噛んでさ、、」「、、そうだな、、そういや狂唖って多分、かなさんのこと苦手だよな」「、、??マジで??」「かなさんっていうか、、多分年上の男性全般」「、、そっか、、あ」「、、??何」「いや、0時」「あ、本当だ、、今日クリスマスだ、、」すると、LINE!!LINE!!LINE!!「、、!?うぉ!?うるさ!!」「何、狂唖のスマホ??」LINEの通知、電話の通知が鳴り響いた。狂唖はそれに気づかず寝ていた。「、、見てみるか、、」「、、、、」俺は阿蚋だと思った、、また狂唖に帰ってくるよう電話して、、「、、おい、加四六これ」「、、え」そこには『誕生日おめでとうございます!!鮎民より』『おめです!!見齧幹部!!愛してます!!曽破より』『お付き合いしてください、21歳の誕生日おめでとうございます、貝柱より』『誕生日おめでとう!!どこで何してるんだ??元気にしてるから何でも良いぞ!!竹口より』『誕生日おめでとう、墻音より』そこには数えきれないほどのお祝いLINEや録音音声が流れて来た。「、、今日、、コイツ誕生日なのか、、」「それは驚きだな、、」「、、なぁ、、加四六、、」「大丈夫、考えてることは同じだ、下でみんなで会議だ!!」そう俺たち2人は立ち上がった。