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くらくらするほどの甘い匂い。どこから来ているのかは分からないが、俺を導いているように体が勝手に動く。近づくたびにどんどん甘い匂いは増していく。匂いが強すぎて頭が痛くなる。それでも足は止まらない。一体どこへ向かっているのか。それもわかないままどこかへ向かっている。そして、ドアノブに手をかけ、少しドアを開いたところで、場面が切り替わった。いや、目が覚めた。と言った方が正しいだろう。最近はこんな夢ばかり見る。なんならどんどん甘い匂いの場所まで近づいているようにも感じる。目が覚めてもなお、匂いはしっかり覚えている。今まで嗅いだことのないような匂いがする。夢は一度は嗅いだことのある匂いしか出ないと思っていたがそうではないのか。そんな事を考えながら、いつもどうりスーツを着て、バックを持ち、会社に向かう。電車は珍しくあまり混んでいない。が、やはり通勤ラッシュなわけで座れはしない。つり革を持っているとだんだん眠くなってきた。いつもしっかり寝ているがなんでか最近眠い。うとうとしていたら、急ブレーキがかかった。いきなりのことでバランスが取れず、倒れそうになったところを男の人か助けてくれた。その時ふわっと甘い匂いがした。あ、夢で嗅ぐ匂いだ。そんなことを思っていたら上の方から、「大丈夫ですか?」と聞こえた。俺は焦ってお礼を言おうとしたが、そこで思った。夢の中で匂いがするのは恋の前兆とかなんとか、言われていて、そんな訳ないと思っていたけど、、、そうかもしれない。だってたった今ここで一目惚れしてしまったのだから。
はい!一体誰してんなのでしょうかね?それは次回!相手の視点とともにお伝えします!!内容は出来てるから多分今日中に出ると思うけど、、、
ではじゃねー