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【参加型】吉田武史、再び闇へ

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【参加型】吉田武史、再び闇へ

第80話 - 第70話　リアルタイムアサシネーション

243

2025年03月01日

#一次創作

#SUBくん

#参加型

#さんかがたぼしゅう

みさ(SUB)

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みさ(SUB)

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――バチンッ！！

電光が空を裂いたような音。日哉と美々華の動きはもはや人間の視認速度を超えていた。

霧島：「えっ、ちょっ、ちょっと待て！俺、もう目が追いつかねぇんだけど！？」

結那：「……まるで、ゲームのRTA（リアルタイムアタック）みたいだ……！」

その言葉に、吉田が皮肉めいた笑みを浮かべる。

吉田：「バカ言え。これはリアルタイム“アサシネーション”だ。あの二人、本気でお互いの命を削り合ってんだよ。」

――キィンッ！キィンッ！！

刀がぶつかる音が連続して響く。日哉は“悪魔の剣士”と呼ばれるにふさわしい動き。無駄をそぎ落とした最短の斬撃。だが――

美々華：「遅いですよ？」

そのすべてを、美々華は軽やかに受け流していた。

日哉：「クソッ……！」

日哉が焦る。攻撃がまったく通らない。だが――

美々華：「うちは平和を望む者。だからこそ、平和を乱すあなたは――」

ふわり、と美々華が日哉の背後に回る。

美々華：「必要ないんです。」

――シュバッ！！

日哉の背中に、美々華の細い手が伸びる。その瞬間――

日哉：「見え見えだ。」

――ザンッ！！

日哉の刀が美々華の腕をかすめる。

美々華：「……！！？」

ほんのわずかだが、美々華の顔に驚きが浮かぶ。

日哉：「確かに速ぇ。けどよ――」

日哉がニヤリと笑った。

日哉：「俺だって、速さには自信があんだよ！！」

次の瞬間、日哉の刀が閃く。美々華は紙一重でかわすも――

――シュバァァァッッ！！！

彼女の長い髪が一房、宙を舞った。

結那：「日哉が……押してる……！？」

霧島：「……いや、違う。」

吉田は低くつぶやく。

吉田：「押してるように見えて、押し返されてるんだよ。」

その言葉通りだった。美々華の目がギラリと光る。

美々華：「……じゃあ、少しだけ――うちも、本気を出しましょうか。」

その瞬間――

日哉：「……ッ！！？」

美々華の姿が、完全に消えた。

日哉：「どこだ――」

――ズドォォォォンッ！！！！

次の瞬間、日哉の体が弾丸のように吹き飛ばされた。

結那：「日哉ァァァァ！！！」

地面に叩きつけられ、土煙が舞う。日哉が咳き込みながら立ち上がる。

日哉：「……くそっ、まじかよ……！」

美々華は、なおも微笑んでいた。

美々華：「速さだけが、うちの強さじゃありませんよ？」

そして――彼女の目が、完全に獣のようなギラつきを帯びる。

美々華：「ライアを守るため、うちは――誰だろうと始末するんです。」

戦場は、さらなる狂気に包まれ始めた。