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【jp視点】
jp )お邪魔しま~す…
no )適当に座っててください
no )麦茶は好きですか?
jp )うん、好きだよ
no )どうぞ
麦茶を注いできてくれるno兄。接客でもてなされたの初めてかも。
jp )ありがと、
少し怪しむが注いでいる場面を見ているため何も細工は出来ないだろう。というかしないだろう。
jp )で、話って、何?
no )いえ、そんなたいした話じゃないんです
no )というかどちらかと言うと、
no )jpさんの過去の話を聞きたくって
jp )…俺の過去の話?
no )はい
jp )なんで?
no )言いたくなかったら全然大丈夫です、!
no )ただ、僕とjpさんの関係は似てると思いまして…
どうして?どうしてそう思ったの?
jp )…俺のことじゃなくて、両親のこと?
no )…はい
なんで?なんでno兄が俺の家庭環境を知りたがってるの?
jp )(ttにしか話したことないのに、
なのになんで、同じかもしれないなんて言うの?
jp )同じじゃないよ、きっと
no )そうですかね、
jp )(ttが言いふらすわけない
jp )(あれ、俺、過去に誰かに話したっけ、?
no )───p─ん、
no )──p──さ、──?
no )jpさん、?
jp )へ、え、なに?
頭の中で考えてるうちにボーッとしてたみたいだ。
jp )…no兄の過去のこと、教えてよ
no )僕の過去ですか?
jp )うん
no )…jpさんになら、言ってもいいかもですね
俺になら?なおさら言っちゃだめでしょ、俺なんかに。
no )…見ての通り、僕の両親は数年前に事故死しました
jp )…へ、
最初から衝撃的すぎて、つい反応してしまった。
no )あれ、もう気づいてるかと思いました笑
jp )ううん、全く
no )相手の飲酒運転だったかな、たしか
no )僕は、親がいないってだけで周りの人が僕から離れていきました
no )なんででしょうね、ただ親がいないだけなのに
no )同情されたり、いじめられてしまうのは
背筋が凍る。no兄の目にはハイライトがなかった。
no )大学生になって決めたんです。絶対に親がいないことを言わないと
no )僕、愛が重いらしくて、付き合ってた子が昔居たんですけど
no )そういう理由で振られました
出た。愛が重いから別れるやつ。お前の愛が軽いだけだろ。って、俺が言えた事じゃなかったわ笑
no )そこから、人を信じるのが怖くなりました
no )付き合ってた女の子が、急に僕に襲われたとか言いふらして…
no )あ、勿論そんなことしてませんよ?
no )それで、高校に行くのが怖くなって…
黙って聞くことしか出来なかった。だって、俺の過去とはあまりにも違いすぎたから。
no )少し不登校になった、って感じですかね
no )って、jpさん…?
no )え、あ、ご、ごめんなさい!重い話しちゃって…
jp )へ、全然大丈夫だよ、
no )でも、jpさん…今、泣いてますよ、?
jp )へ、?
いつの間にか、俺の目からは涙が流れていた。
jp )あ、ごめん、なんでだろ、笑
本当に自分でも分からなかった。涙を流しているのにも気づかないくらいには。
jp )(人前で泣くの、いつぶりだろう…
no )大丈夫ですか、?
jp )うん、へーき、落ち着いた
何故だろう、この人の前だと安心して泣けるのは。
jp )…no兄には、話してもいいかもね、
jp )俺の過去を
──────ド屑