前回の続きです
日帝視点
今日も私はアラームの音で目が覚める。眠たい目を擦りながら周囲を確認すると、何かおかしい。アメリカがいない。何処へ行ったの…?
日帝「アメリカ?」
日帝「アメリカ〜、何処いったの?」
ひたすら呼んでみるが返事は帰ってこない。いけない、もう出社の時間だ。急がないと。今日も遅刻してはならない。
会社に着くと、また先輩に声をかけられた。
ナチス「おはよう、今日は元気なさそうじゃないか、どうした?」
日帝「いえ…大丈夫ですよ。」
先輩に悟られるわけにはいかない。アメリカがいなくなったのは私の問題だ。先輩を悪魔なんかに巻き込んではだめだ。
ナチス「あ、そうだ。これ、」
日帝「!ありがとうございます!」
先輩から缶コーヒーまでもらったぞ!なんて優しい先輩なんだ…本当、私には勿体ないくらいだな。その心遣いに胸がいっぱいになる。
その日も私は社内を駆け回った。今日は取引先でトラブルがあって、うちの社員全員で対応するハメになった。散々な日だ… そんな日でもみんなの的確な指示をしていた先輩は流石だな。
日帝「じゃあ、失礼します、」
ナチス「ん、また明日。」
帰り道の途中の事だった。道路の真ん中に変な人影が見える。人間とは何か違う…もっと恐ろしいもの…
間違いない、アメリカだ。
日帝「アメリカッッッ!」
彼に一刻も早く会いたい。どうしていなくなったのか知りたい。なんで?私の事が嫌いになったの?あってから少ししかたっていないけど、彼を信頼していたし、彼を私を信頼していると思ってた。
日帝「アメリカ!何処にいたんだ!こっちがどれだけ心配したと____」
アメリカ「っ、日帝が!」
私の言葉を遮って、彼はそれだけ言うと飛んで消えてしまった。流石に空までは終えなくて、私はただ彼を眺めることしか出来なかった。
ありがとうございました
短めになってごめんなさい
次回くらいで終わる予定です
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