青に染まる空
窓から見える白い雲
綺麗だけれど、皆には見えない物が俺には見える。
それは、その空を泳ぐ大きな美しいクジラ
色鮮やかな魚達
俺の頭の中は 今日も
愉快で楽しい
第一話 変人 坂本楽
楽「今日も綺麗だなぁ」
楽は白い髪を風に揺らしながら独り言を呟くようにいった。
彼は授業をサボって屋上で昼寝をしていた。
そして今朝方のように初めてこの高校に来たことを思い出す。
「楽って変人だよな」
クラスメイト全員が思っていること。
でも、けっして皆悪い意味ではなく、ただ本当に楽が変人なだけそれをよく楽は分かっていた。
楽はよく、皆に話したりする。
いつも見ている空について
そしてまた楽が見ている空はあまりにも綺麗で、幻想的だった。
クラスメイトの皆は彼の頭はとても楽しくゆかいなのだろうと思っていた。
カツカツ靴の音がする。
屋上に登って来ているのだろうか。
楽「誰か俺と同じで授業をサボって来たのかなぁ?」
呑気気ままに喋る
ドアが開き、誰かが屋上に入ってきた。
楽は少年に見覚えがあった。
楽「わぁー⸜(*ˊᗜˋ*)⸝みっちーだぁー」
呑気に喋ると、相手の少年が
ミノル「?!」
何かにきずいた様に反応した。
ミノル「っ、ら、楽!?なん、でお前が!?」
ミノル 別名みっちー ザ金髪 楽の唯一無二の親友
中1の時、たまたま隣になってから、俺も、ミノルも紙飛行機を作ることが好きで、話してみると好きな事が同じでよくつるむようになった。
ミノルが何故か泣きそうになりながら、こちらに来た。
楽「みっちー 一緒に昨日約束してた 紙飛行機をつくろー(´∀`*)」
楽は白い紙を取り出した。
ミノルが楽を抱きしめる
楽「えっ?!ちょっとみっちー!?」
突然の事で、困惑している楽に、ミノルが
ミノル「っ楽、!!」
ミノル「楽、ごめん、ごめん、俺、俺は、俺は……」
ミノルが泣きながら楽を抱きしめながら悲痛な声にならない声を上げて謝った。
楽「…みっちー?」
楽が訳が分からず、不思議そうにミノルの事を呼んだ。
そしてミノルはぽつりと俺にしか聞こえない声で、何かをつぶやいた。
ミノル「俺はお前の事助けてやれなかった」
コメント
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1週間に一回書けるように頑張ります