この作品はいかがでしたか?
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いきなりスタート!
「はぁ〜!やっと終わったー!」
「良かったな」
約1ヶ月の補習が終わった
私たちの学校は夏休みが約1ヶ月半ある
だから、あともう少しで夏休みが終わる
楽しみが全て潰れた
「せーんせ」
「あ?」
「なーんかー、ご褒美欲しいなー」
「無理」
「えー、なんで」
「無理なもんは無理」
「ちぇっ……つまんねぇの」
「……ったく、来い」
「え!?なになに!?」
「ん、ご褒美」
そう言って私の頭を撫でた
恥ずかしかったけど、
なんだか心がふわふわした
「どうだ?w」
「……全然嬉しくない///」
「顔赤いけど?w」
「暑いからだ!!///」
そう言ってしまったけど本当は恋だったのかもしれない
よく恋愛漫画などでよく見るパターンだけど、
せんせーと恋なんてしたくない
恋をしてしまえば失うものが多いって漫画に書いてあった
だから、私は何も失いたくない友達も、家族も……
まぁ、そこまででかくは無いと思うけど
「はぁ……」
「家帰りたくなーい……」
なぜだか心が帰りたくないようだった
体はとても帰りたがっているのに
学校からもかなり離れてしまったし、
家もまだとても離れている
「……あ」
そういえば、近くに公園あったよな
そう思いながら公園へ行った
夕方頃だったので子供たちはいなかった
「足疲れたー……」
独り言を言いながらブランコに座った
昔からあるようで、キィ……と音を立てた
1時間後、時刻は6時
この頃は6時でも明るかった
しかし、誰もいない公園は怖かった
木で日が遮られ、暗かった
「お母さん、心配してるかな……」
家に帰ったら怒られるんじゃないかとか
泣かれて気まづくなるんじゃないかなど
いろんなことを考えていた
その時だった
背後から足音が聞こえてきた
後ろを見るのが怖かった
「……ここにいたんだ」
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