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来てしまった…
「あっ!こっちこっち〜 」
顔すら見たこともない、見知らぬ女の子が、こちらへ手を降っていた。
「君だよ!」
「ん?ぇぁ、僕?」
「他に誰がいんの〜」
彼女は、呆れた顔でそう言うと手のひらをベンチに二回トントンする
「ほらこっち座りな」
「はい…」
そう言うと彼女はわざとらしく咳払いをした。
「君に来てもらったのは他でもない!」
「はぁ… 」
「私のことを成仏させてほしいの!」
何を言っているんだこの人?
頭おかしい人なのか?
「ちょっと聞いてんの!?」
「すいません」
「はぁ、呆れた呆れたぁ」
「今の高校生はこんなにも生意気なのか」
「てことで、私のこと成仏させてね!」
「その代わり、君のこと守ってあげる!」
「別に守ってもらわなくっていいんですけど、?」
「君、いじめられてるでしょ」
「そうですが何か…?」
なんでいじめられてること知ってんだこの人?
「だから守ってあげる!」
「じゃってことで明日から成仏すんの手伝ってもらうから!」
彼女はそう言って消えていった。