「???」おまえまた創ってんのかよ。
「???」別にいいだろう。この子は有能な神になると思うよ。根拠はないけどね。
「???」なんだソレ
俺は東野昴流。妹を2人もっていた平凡な高校生だ。そんな俺は通り魔に刺されて死んだ。
「昴流」俺…刺されたのか…まあやり残したことはないからな優奈達の元へ行けるからな…
そこから記憶がない。意識が飛んだ。
「???」あっ!創造神様!
「創造神?」お、目を開けたね。ほら災下も。
「災下?」結構短く終わったな。
なんだこいつら…天国の看守とかか…?
ーパリン!
なんだ…?意識が…
「創造神?」こんにちは
俺に話しかけてる男(ヤロウ)がいる。
「創造神?」そこに置いてある服を着てね。
「昴流」あ…はい
俺は言われた通りに置いてあったスーツ調の服を着た。シャツは…出しておこう
「???」創造神様!新たな上神ができたのですよね!Raulはなんですか?
「創造神?」まあまあ落ち着いて桜斬火。
「昴流」………
ゾロゾロと集まってきた。
こいつらが何を喋ってるか微塵もわかんねぇでもここにいてはいけない。そう直感的に思った。
なぜか体が勝手に動いていた。
「災下?」おい!!
「桜斬火?」ちょ!?キミ!?待ちなさい!
「???」逃走したぞ!
「昴流」………
こんなとこにはいてはダメだ。
後ろを見ると衝撃的な光景があった。
空を飛ぶ者。地を滑べる者。壁を蹴る者。
俺を追ってきている。
「昴流」クソっ
「謎の者達」!?
この場にいる全員が驚いてる。そりゃそうだ俺は人間ハズレの跳躍を見せたのだから。
「昴流」…は?
ーナニコレ?とゆう空気が流れた。
「全員」はっ!
「昴流」っ
「???」オマエまて!
俺は迷路みたいな道を跳び走り抜けた。
「???」キミは終わりだよ。追い詰められた。
俺にも分かる天女のような女が結界を張った。でも俺には策があった。
服に着替えている時に目に入った資料に俺について書いてあった。俺にとって有利な能力を持つ者の名前、その者の能力。
そして俺の役職と書いてあった欄にローマ字で、Raulと書いてあった。そこに書いてあった
“死神”と。
ーフィン
「天照大御神」なっ!?
俺は天照大御神の結界を破り創造神の前に着いたのだ。
「桜斬火」嘘でしょ…アマテラスの結界を破るなんて…水銀や彩芽、妖華じゃあるまいし…
相当驚いているようだった。
「創造神」君。名前をいいたまえ。
そう創造神が喋り出した
「昴流」拒否権はあるか?
「創造神」拒否権などない。名をこたえよ。
「昴流」…昴流
「水銀」すばる?
「災下」何すばるだ?
「昴流」…?
「災下」“苗字”があるだろ?
「昴流」ヒガシノスバル
「天照大御神」え?なんて?
小声で言ったら聞き返された。
「昴流」東野昴流!
「創造神・破壊神」え?
「妖華」っ!
「昴流」ん?
「創造神」東野って言った?
「昴流」ええ
「創造神」……いやすまないなんでもない。
君は今日から“スバル”だ
「スバル」りょーかいです。創造神様。
俺はダルげに答えた
「災下」妖華!
「妖華」っはい。なんでしょうか災下様。
「災下」コイツの面倒見てやってくれ
「妖華」承知しました。東野くん。
「スバル」は、はい。
「妖華」私の名は妖華。よろしくお願いします。
「スバル」東野昴流改めスバル。
「妖華」分かりました。ではスバルくん。今日から私がスバルくんの面倒見、つまり家庭教師を務めます。この“天界”などの基本的な知識を私が叩き込みますのでお覚悟のほうを。
「スバル」了解です。えっと…
「妖華」妖華です。スバルくん。敬語も不要。
「スバル」でもこの天界?に先に来たのは…
「妖華」いえ。私は神ではなく、スバルくんは死神ですから。敬語も敬称も不要です。
「スバル」わかり…分かった。妖華。よろしく。
「妖華」ええ。よろしくお願いします。