暑くなってきましたね…冬の方が好きです
「いないから俺と涼ちゃんと元貴で決定ね! 」
今年の体育祭はあつくなる予感がするな…
体育祭の練習が始まった。
1人2競技出るため、練習は通しだ。
ほぼ一発本番みたいなもんじゃん…
「次リレーだから出る人並んでー!」
「いくよ元貴!」
そう言いながら涼ちゃんは僕を引っ張っていく。
引っ張られた先は若井の前。
走順は涼ちゃん、僕、若井だ。
一年生だから僕が走るのは2番目で涼ちゃんがトップバッターだ。
ちゃんとバトン渡せるかな…
そんな不安を持ちながら練習が始まった。
「位置について、よーーい…ドン!」
おぉ、涼ちゃん以外に速い…!
「元貴ッ!!!」
「ありがとうっ!」
涼ちゃんからもらったバトンを持って若井の所へ走る。
「若井っ!!」
バトンを若井に渡そうとした。
が、僕の持っているバトンと若井の手はすれ違ってしまい落としてしまった。
「あっ…」
恐れていたことが起きてしまった。
「ありがとう元貴!」
落としたバトンを素早く拾って若井は走る。
……速いなぁ
落としたせいで順位は下がってしまった。
僕のせいで。
呆然と立ち尽くしていると息を切らした若井と涼ちゃんが声をかけてきた。
「いやー若井速かったね!」
「涼ちゃんも早かったでしょ笑」
「…元貴?」
「ごめん、俺がバトン落としたせいで…」
「そんなの気にすんなって!一発目なんだからさ!」
「そうだよぉ!…不安ならさ放課後とか練習しようよ!」
「お!いいね!なるべく正確に渡せるようになりたいしね!」
「元貴もそれで大丈夫?」
「うん、ありがとう2人とも。」
やっぱり2人は優しいなぁ、
そこから3人で毎日少し練習をし、体育祭当日を迎えた。
自分で書いてて青春さが眩しいです
コメント
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落としちゃった大森さんを励ましながら、3人で練習しようって言う2人が優しい…… この青春の雰囲気凄い好き〜〜〜!!!体育祭で縮まる距離…甘酸っぱい…