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(ヤバい!電車間に合うかな、、)
仕事に集中し過ぎてしまった私は急いで駅に向かって走り、時間を確認すると門限の11時を過ぎており、夜12時を回っていた。
なんとか電車に間に合い、
(滉斗、起きてるかな)と
遅れてしまった申し訳なさと、帰ったら説教されるんじゃないかという不安が頭の中をぐるぐるしている。
やっと家に着き、ふとさっきの事を思い出す。
ドアの先には、怒っている滉斗が待っているのではないかと思い、一気に不安な気持ちが湧き、ドアを開けるのを躊躇する。
しかし、立ち尽くすだけだと余計に時間が経つだけだと思い、不安な気持ちを断ち切り、静かにドアを開けた。
目の前は真っ暗だ。
(良かった〜)と
心のどこかで安心してしまった自分がいた。
電気をつけ、今日はもうお風呂に入って早く寝ようと思い、お風呂場へ足を進めた。
その時、後ろから低い声が聞こえた。
「遅い。」