「遅い。」
恐る恐る後ろを振り返ると、そこには腕を組んで壁に寄りかかり鋭い目つきで私を睨んでいる滉斗がいた。
私は、驚きと恐怖でその場に立ち尽くしてしまった。
数秒程、沈黙が続く。
先に口を開いたのは、滉斗の方だった。
滉斗「何でこんな遅いの。門限過ぎてんだけ ど。」
○○「…あぁ〜ごめんなさい!」
「いやぁ~仕事に集中し過ぎちゃって!」
「気づいたら門限過ぎてて〜」
「遅れちゃった!」
これ以上怒らせちゃいけないと瞬時に思い、笑顔をつくり必死に謝る。
滉斗「は?」
しかし、それは逆効果だった。バカだなー私。滉斗を怒らせて、心配させて。
滉斗「俺がどんな気持ちで待ってたか分かってる?」
○○「うん…本当にごめんなさい…..」
涙をグッと我慢し、下を向いて謝る。
滉斗「はぁ…謝っても無駄だから。」
滉斗「お仕置き。」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!