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あばあばあばあばそうだよね知ってたよ知ってたけど泣くって好きだア゙ア゙ア゙ア゙ア゙😭😭😭‼️‼️だざの「諦められる」って気持ちとは反対にちょっとでも中也の記憶に残ってたくて跡付けちゃうのほんと好きだ。神。ちゅやんもさぁぁぁぁあ!!!!😭勘づいちゃってんのほんと辛いしんどいでも好き😭😭 最後のイラストはトドメ刺しに来てますやん。しっかり刺されました。儚さと嬉しさと少し後悔してるような!
うぺぇぇぇえええええええ😭😭😭😭好きだぁぁぁぁぁああああ!!!!!😭 もうさ、ストーリーだって天才なのにさ、イラストをぶち込んでくるの良くないて😭😭まじ好き (感想を下に書かせてくれ⬇️)
ウガァハ…ッッッッッッ、泣いちゃうって😭😭😭 え…ぇ…?神?こんなん人間書けんて😭😭 最後の絵もやばかったよもう😭😭
いつものワイシャツに腕を通して、
いつものジャケットを羽織って、
いつもの手袋をつけた。
特に意味もなく、先刻迄寝ていたベッドに飛び込んだ。
そこに温もりなんてものはなく、冷え切っていた。
数十秒そうしてから、起き上がって、その侭腰掛けた。
目の前に姿見がある。
そこに映った自分は、それはもう酷い顔している。
隠されてない首元からは、赤黒い痕が姿を覗かせている。
無意識にそれをなぞっていた。
「っは、滅茶苦茶やりやがって……」
乾いた笑いが出た。
俺は帽子をかぶって予定されていた任務に向かった。
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「本部が攻撃されてるぞ!」
「異能者が一人単身です!」
「怯むな!撃て!」
銃声と叫び声が無線から聞こえる。
「中原幹部。本部が襲撃されています。中島敦遊撃隊長、泉鏡花さんが応戦中、一階は既に突破されました 」
「そうか。分かった、此方が片付いたら向かう」
返答する声はあまりにも、電波を通した向こうと比べて、自分でも驚く程に平坦だった。
数時間後、 本部に戻るともう銃声は聞こえなかった。
まるで、夜の静けさが辺りを支配している様だ。
入口付近に、人集りができていた。
そこに近づくと、俺に気づいた構成員が道を開けた。
人が倒れてる。
血の海がある。
見慣れた服が見える。
「……っ、」
喉から何かが込み上げてくるような感じがした。
上を向いた。溢れそうな何かをこらえる為に。空には、俺の気持ちなんか気にもしない星達が皮肉の様に、綺麗に、美しく輝いていた。
深呼吸して、何かを決心して、顔を見た。
血塗れで、酷い有様だった。
「ふはっ!派手に潰れたなァ!手前が遂に自殺を成功させるとはなァ!」
「なァ太宰。手前今、幸せか?」
もう何も云わない抜け殻に問いかける。
『幸せだよ』
そう後ろから聞こえた気がして、振り向いた。
そこには誰も居なかった。
ただ、或るバーのマッチの箱が寂しげに落ちているだけ。
太宰が必ずと云っていい程肌身離さず持ち歩いていた物だった。
未練が残っちまうなァ……。
俺はそのマッチ箱を拾いながら考える。
否、未練以前に恋をできていたのか、
思いも伝えず、相手の気持ちも知らず、この気持ちがただ自然に消えていくのを待つだけなのは恋愛にすら達していないのではないか。
それでも、
「それはよかったよ」
心の底からそう、思ったのだ。
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***
「中也ってさ、私の事好きでしょ」
「どうだかね」
「否定はしないんだ」
知ってたよ。君が私に惚れてた事。
「じゃあさ、私が本気で君を愛してる。なんて云ったら君はどうする?」
一寸本気だったよ。私も君が好きだったから。
「っは!有り得ねェ冗談だぜ。ンな訳ねェだろうによ」
君は考えてからこう云ったね。
望んだ通りの返答だ。
君ならそう云ってくれると思ってたよ。
この気持ちを漸く断ち切れそうだ。
「あはは!ばれてた?」
「たりめェだろ。何年の付き合いだよ」
「そうだね」
この瞬間は、相棒だった時みたいで楽しかったよ。
「もう寝ろよ。手前、ただでさえ寝不足なんだから」
「そうだね。今日はちゃんと寝れそうだ」
本当に久々に、ちゃんと寝れそうだ。
「今日はいい夢が見れそうだ」と、云おうとしたけれど、やめておいた。
君に悪いからね。
「そーかよ。…おやすみ」
目を閉じた。
暫くして、不意に声が聞こえた。
「これで最後なんだな」
なんだ、そこ迄勘づいちゃってたの。
腐っても私の相棒だったんだね。
最後の最後に意地悪しちゃってごめんね。
いっぱい縋ってごめんね。
何も話さない侭でごめんね。
私を好きになってくれてありがとう。
私も中也と同じ様に小さい声で答えた。
「そうだよ」
眠る君を見ながら云う。
いくらマフィアの幹部と云えど、こんなに無防備な姿は可愛らしく見える。
例えるなら、白雪姫様みたいな?
本当に、手放してしまうのが惜しいよ。
躰には私が付けた痕が沢山あった。
こうでもしないと、君に私が何も残らない気がして。
もう一度、ちゃんと君の顔を見た。
「ありがとう」
「ばいばい」
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「なァ太宰。手前今、幸せか?」
もちろん
恋愛未満【完】
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最後まで見ていただきありがとうございました!!
結局のところこの話は
中也→→♡←←太宰→→→(友情)織田作
的な感じだった訳ですね︎🙌🏻
BEAST軸の双黒の関係は、太宰さんが一方的に中也を理解していて、中也は置いてかれてるみたいな感じの解釈も大大大好きなんですけどね!
あの、B軸は本編軸より同じ組織で過ごした時間が長いから、本編軸よりお互いを理解してる!みたいな解釈も好きなんすよ…!!
てことで後者の関係で書いてみました!
今回の話では互いを理解するあまり、中也くんは太宰さんがある人(織田作)の事を一番に考えてて、なおかつ、近いうちに向こう側に逝っちゃうって薄々勘づいちゃってたんです。
中也くんはもうほんと太宰さんが大好き設定にしたもんですから、付き合いたい!っていう気持ちより幸せになって欲しい!的な気持ちが強かったんすよ…😇
だから両思いかも!って思っても、太宰さんの重荷になるのは嫌だったから、ある程度の距離感を保ち続けようって考えた訳です。切ねぇです。
最後の朝、中也くん実は任務に行く前に太宰さんに会うことも出来たんです。太宰さん執務室にいますからね。
でも、ここでも中也くんは太宰さんのことを思って会いには行かなかったんです。これから先生きているうちに会えないってわかってても。
まじ中也優男ですわ。
とまあ、その他諸々は皆様のご想像にお任せいたします👍🏻
改めて、見てくださった方、ありがとうございました!!