エマと華恋が対面中

ﾎﾟｯ…ﾎﾟｯ……

エマ｢…｣

華恋｢エマ…？｣

｢なんで…｣

(やだ…死なないで、約束したでしょ…)

ｽﾞｷﾝｯ!!!!

｢あ”ぁ”!!｣

(痛い…痛い……)

(橘ひなたが…戻ってくる…！)

｢でて、くるなぁ！？！｣

(痛い痛い痛い痛い痛い痛い…!!)

フワッ

｢？！｣

(どこだここ…花畑？)

ヒナ｢華恋｣

華｢？！｣

｢橘、ひなた…｣

ヒ｢あなたにお願いしたいことがあるの｣

華｢お願い…？｣

ヒ｢華恋には、エマちゃんの体を乗っ取って欲しいの｣

｢そして、私に体を返して｣

華｢は…？｣

｢あたしがエマの体を乗っ取って、お前の体から出ていったら…｣

｢お前…死ぬぞ｣

ヒ｢それを覚悟の上で言ってるの｣

｢私が死んで、エマが生き返るなら｣

｢それでいいの、｣

華｢エマを乗っ取ったところで、体の主導権はあたしだぞ…？｣

ヒ｢鬼に乗っ取られた人は大切な人の死体、もしくは弱っているところを目撃すると、頭痛がおきて体の主導権が乗っ取られた人に戻るんでしょ。｣

華｢？！｣

ヒ｢なら、エマちゃんは私の死体を見たら戻ってこれる、エマちゃんが私を大切な人って思ってくれてたらだけど｣

｢どう？｣

華｢…あたしは別に構わないが、お前は死ぬんだぞ、いいのか｣

ヒ｢いいよ｣

華｢これは契約だ、破る訳にはいかない ｣

｢華恋はエマの体を乗っ取り、ひなたの体を本人に返し、乗っ取ったあと、エマに体の主導権を返す｣

キラッ…✨️

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ヒ｢！｣

｢体……帰ってきた｣

(体…少しは持つんだ)

(でも多分私は今日中に死ぬだろうな)

エ｢…｣

ヒ｢華恋…頼んだよ｣ﾆｺｯ

｢私は千冬くんたちのところに戻って、話してくる｣