探索編(1)
とにかく今はファイルの人達を探さなければならない。
雨宮「もし、場所が分かれば。」
もう一度ファイルを探ってみるが肝心の
アクセス場所は×で隠されている。
???「あんた。狼?」
雨宮「?!」
背後から急に声がして振り返ると 、背の小さい男の子が真剣な表情で僕を見てた。
雨宮「僕は狼じゃないよ!ネズミだ!」
山本「まぁ正直なんでもいい。チャット見とけ」
言われるがままにスマホに目をやるとピンッと通知が来た。
山本・雨宮「?!」
そこには、
(狼さんに朗報です!参加者以外にも参加予定も〇してもいいですよ!ただし従わない場合は相応の罰を与えます)
参加”予定”の人…
山本「おかしくないか?」
雨宮「何がですかね?」
山本「人狼ゲームの基本を知らないなら教えてやる」
基本を教えて貰ったあと確かに違和感を感じた。
雨宮「参加”予定”…」
山本「狼に〇されないように集中しろそうでもしないと何されるかわかんないだろ」
それはそうかもしれないけれど、
違和感がどうにも引っかかる。
成田「あのここで合っていますか?」
大人しそうな女性が声をかけてきた。
山本「確か成田さんだっけ?合ってるよ」
雨宮「はじめまして…」
成田「…」
やっぱり疑われているのか。
この状況下に置かれた以上そうなるのは仕方ない。
山本「もう1人も来たみたいだぞ」
獄門「揃ってたのか…」
静まり返ってから数分後
未だに誰も〇されていない状態を見かねたかのように通知がなった。
(それではみなさん!ご招待♪)
するとスマホに吸い込まれるかのように
僕達は現実世界から仮想空間へと飛ばされた。
獄門「痛ってぇ!」
山本「大丈夫か?」
突然の事で受身を取れず僕と獄門さんは
派手に転けた。
雨宮「イテテ…」
このあと誰かが〇されるなんて思いもせずに。
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