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まってました…… ズッ友…いい恋人同士になりそうですねほんとに… いつも文章の書き方が好きで、定期的に小説を全部一気読みしちゃいます…いつまでも待ってるのでゆっくり頑張ってください!😄
※本作品はvvt様の『マフィアパロディ』nmmnとなっております。※ご本人様方には一切関係ありません。
注意事項
内容
・構成積み木崩れ
・キャラ崩壊
・BL(微)
文章
・初心者
・誤字脱字
・情景描写多め
・読みにくい
本編
nkst
「さて。ここまで来ちゃったから行くしかないんだけど。一体、どんな要件なんだろうなぁ。」
目の前には見慣れた大好きな空間へ繋がる鉄の扉がある。つまりシャケの部屋の前ってこと。なぜここにいるかと言うとシャケに呼ばれたからである。
“きんとき”との約束の日。ということで今日の為に、今日予定で割り当てられていた仕事は昨日のうちに片付けてしまった。
……それゆえ謁見や急用がないと暇なのだ。
そんな時にシャケの所の”筆頭”がシャケからの言伝を届けに来た。内容はいたってシンプル。
“話がある。何時でもいいから今日中に俺の部屋に来てくれ。”
特にすることも無いので、準備をして今ここに居る。…ついでにきんときとの約束も終わらせてしまおうかと思っている。
この部屋なら俺も俺として話せるし、寧ろこっちの方がいいよなって後々思った。
いつもの様に3回ほどノックする。
昨日まで息を吸うと冷たい空気が肺に入り凍りつきそうに痛くささったが今日はそんなことはなく、「そろそろ春か~」なんて脳内は平和ボケしていた。
「俺です。召致の言伝を受け参りました」
shk「入れ」
俺はなんとなくこのやり時が好きだったりする。今から俺は俺になれるんだと。そう感じれるから。
そして今はこの扉が開かれる瞬間が新たな楽しみとなった。
今回も”きんとき”が開けてくれるのだろうか?そんな甘い期待を抱える。
だけどそんな期待は即座に崩れ落ちる。開けてくれたのは”筆頭”だった。まぁ甘い期待。そんなもんだと思いさっさと中に入った。
シャケは仕事中で執務机に向かいせっせと書類に目を通してはサインや情報整理。脳内では俺には理解出来ないほど緻密で高度な計算を行なっていることだろう
今、シャケが目を通している書類が終わったら向こうから声をかけてくれる。そう見計らいその時を待つ。
それまでは若干、暇なので周りを見渡す。もちろん、壁側に待機している”世話係”達の中から”きんとき”を見つけるために。
けれど”彼”はそこには居なかった。まだ体調が優れないのかと思うと罪悪感がさらに募っていく。
パタンと物を置く軽い音と木が軋む音が聞こえてシャケを方に目をやる。背もたれに身を乗せ、大きく身体を伸ばしている。その姿はまるで猫のようだった。
shk「Nakamu」
案の定、シャケが俺を呼ぶ。
「はーい。なんすかボスー」
skh「…ここでぐらいそれやめてくれよ」
「…w ごめんw 疲れてそうだったからちょっとしたジョークを混じえたくて」
skh「俺にとったらブラックジョークだ」
余程、効いたのか顎をついてそっぽ向かれてしまった。
「ごめんってシャケ~」
執務机に近づき無理やりシャケと視線を合わせようと顔の動きを合わせる
そんなガキみたいなやり取りしていたら、シャケが耐えかねて「ぷっ」と笑った。俺も釣られてしまい、互いに互いを笑い合う。そんな状況になった。
ちょっとだけ笑い合って疲れてしまい。部屋には少しの静寂がまたもや訪れる。
「は~ぁ!w笑った笑った。」
shk「本当にまったくだ」
その顔は俺の知っている”シャケ”だった。やっぱり、”会合”のこともあり無意識でシャケも俺も気分が舞い上がっているようだ。
「ところで、話って何?」
会話の切れ目が見えたので丁度いいと思い新しい話をふる。
言い難いことなのか目を逸らさ れた。
「シャケ~?」
俺が問い詰めるようにシャケに顔を寄せると口をとんがらせて困っているのか拗ねているのか分からない表情をする
一体、どんな心情なのやら。よく分からない表情をされると困る。
「話ないなら帰るよ、俺。」
予想外の言葉だったのかシャケのその硬い表情が崩れる。今日は色んな顔を見せてくれる。とても面白い。
shk「…ッ あぁ~ぁ’分かったよ。早く言えばいいんだろ?言えば」
「そう来なくっちゃ」
楽しくてルンルンな気分な俺とは裏腹にシャケは微妙な雰囲気を醸し出す。
shk「きんときのことなんだけどな?」
「あ、うん。」
その名前をきき少し頬が引きつった感覚がする。
shk「あいつのこと、会合に連れていくわけだ。」
「そうだね?」
よっぽど言い難いことなのか”今の”シャケにしてはとても回りくどく顔色をうかがった言い方をする。
shk「周りに公表するにあたって、一介の世話係がってなったら風当たりが悪い」
「世話係がどんな風に選ばれているか知らない人間からしたらね。そうかも。」
shk「だろ?そもそも存在すら知らない奴も居る」
「…つまり、きんときに別の地位を与えたいってことだよね」
shk「そういうこと。」
気になって”世話係”達の反応を見る。大多数が動揺を隠しきれていない。
けれど”筆頭”は何かを言いたげな雰囲気をしているだけで大して驚いていないようだった。
“世話係”達もなんだか大変だなぁ。そう思うが。俺からしたら何も問題ないし気にすることもない。
逆に信用を得るのに対等な関係というのは使えそうだ。
「いいんじゃない?」
その言葉を聞いたシャケは顔から緊張の文字が抜け、ほっと胸を撫で下ろす。
「でも、俺と同等の地位かそれ以上の方が好ましいよね。そんなのある?」
shk「そのことなら俺に考えがあるから気にしなくていい」
「じゃあ俺から言うことは無いかな。シャケに任せる」
…もしかしたら、俺に聞く前にきんときにこの話をしてしまって引くに引けれない状況だったのかもしれない。
そうであればこの目の前のやつの様子に合点がいく。
shk「ありがとよ。」
そんな安心しきったように微笑まれると断るものも断れない気もするけどね。
「いえいえ。」
「でなんだけど」
skh「なんだ?」
きょろきょろと辺りを見渡しずっと気になっていたことを今、気づいたように見せかける。
「その話の重要人物である。きんときはどこ居るの?まだ寝込み中?」
そう聞くと「あ~」とでも言うようにシャケの目がある場所へ動く。
shk「今日の3時くらいに起きてきてだな。体調は良くなったみたいだ。…今は俺の寝室で寝させている」
そう言いながら寝室へ続く扉を見つめる
「え、なんで。それじゃあシャケが寝れる場所ないじゃん。」
shk「夜遅かったし、宿舎に戻る途中で倒れて手を煩わされても困るからな」
そう言い鼻で笑って余裕そうな顔をした。
なーんて、心配してなさそうで心配しまくっている発言をされ、心底こいつのツンデレさには呆れてしまう。
それよりきんときの体調が回復したようで何よりと言ったところだろう。今日でなんとか話は進めれそうでよかった。体調を崩した原因が、俺でなければもっと良かったんだけども。
まぁまぁと自分を宥めながら話を続ける
「今日、17時頃にきんときと約束したじゃん?それついでに終わらせたいから寝室借りてもいい?」
shk「構わん。」
そういいポケットに手を入れて、寝室の鍵を渡してくれた。
「んじゃ借りるわ」
シャケが俺を見つめ眉間に皺を寄せる
shk「約束。守れよ。」
「……言われなくても」
シャケから渡された鍵で解錠する。
扉を開けるといつものシャケの匂いとは別の香りが鼻を通る。爽やかな香り。俺はこの香りが好きだ。恐らく”きんとき”の匂いだろう。
部屋の中に入ると匂いが濃くなり、きんときに包まれているかのような感覚がしてとても幸せな気分になった。
ランプに火をつけ、部屋に一つあかりを落とす。
白いベッドに近づくと上半身だけ乗せ、仰向けに寝ている彼の姿があった。
ランプを天井にあるフックに吊るし部屋全体に光を行き届かせる。
きんときの顔がハッキリと見える。その顔を見ていると触れたくてしょうがない。けれど触れてしまえば壊れそうだ。
紅く潤っている唇が色気さを際立たせている。今すぐその唇を奪って食べてやりたい。
触れて欲しい。 俺だけみてほしい。
……あれ。俺。なんでそんなこと思うんだろう。
鼓動がうるさくて。心臓を中心に身体が燃えるように熱くなっていく。頭の中は彼の事だけでいっぱいで。
あぁ。俺、この症状、本で読んだことある。
やばい、俺。
きんときに恋してる…?
つまり、一目惚れってやつなのかな。
単なる好奇心からくる高鳴りかもしれない
面白いモノとして好きなだけかも
この思いを感情を否定することで自分を言い含めようとするがそれを妨害するようにどんどんと心臓の音が大きくなる
「…もう分かんないや」
彼の寝ている顔を見たくて、ベッドの淵に顔を置く。幸せだなぁ。そう感じた。
ゆっくりと目を閉じる。
shkst
nk「……言われなくても」
そういうと手をひらひらとふりNakamuは軽快な足取りで寝室の部屋へと向かっていく。
俺がきんときとNakamuを同じ地位にしようと思ったのは理由がある。
“会合”に参加するからというのは訝しまれない為の建前に過ぎなくて、同じ立場になれば恐らくNakamuときんときの距離は必然的に近くなると考えた結果だ。
…単純にきんときにはここ以外で安心出来る居場所を作って欲しかったんだ。
歳が同じだからか、はたまた、”例の約束事”のせいか、単純に、他の世話係達よりも情が移ってしまったのかもしれない。
まぁ、きんときを他の人より特別視していたのは間違いない。
どうするべきかと思っていた時に先日のことが起きた。突っ走りすぎるところは些か不安ではあるけれど、それ以外であればこの組織内の立場も信憑性も問題は一切ない。寧ろ頼りがいがあるほど。
そして、きんときのことをNakamuは気にしている。その姿はまるで昔の自分を彷彿とさせた。
単なる勘違いだとしてもいい。ただ少しでも可能性があるなら。友人の後押しをしたい
それにいたわりや励ましを意味して彼の額へ口付けをよくする。
けどこれからはその役はNakamuがそれを担ってくれる。そう思う。
きっといい**“恋人”同士**になれるだろう
もう少しだけ、後押しするか。
そう思い”筆頭”を呼ぶ。
筆頭「なんでございましょう」
コツコツと急ぎ足で俺の横に立つ
右手側の引き出しから準備していた1枚の書類を取り出し”筆頭”に手渡す。
「お前の意見を聞かせてくれ」
その書類に一通り目を通し終わったであろう”筆頭”は少し顔をしかめ、言い始める。
筆頭「きんときくんの”異動”ですか。…しかも”Nakamu様の近侍”…。」
「心配か?」
筆頭「…失言とは思いますが、やはり昨日のことがありましたから。」
そうハッキリとモノをいう。
「…それについては大丈夫だ。もう一度だけ、Nakamuにチャンスを与えてくれないか」
珍しく”筆頭”が俺の目をしっかりと見て考え込むように書類に目をやる。
決心したのか”筆頭”は言った。
筆頭「であれば、私から申し上げることはありません。では早速、Nakamu様の補佐へ書類を渡して参ります。」
ぺこりと一礼し俺を見る。
「あぁ。頼むよ。よろしくな」
筆頭「かしこまりました。」
そういうと筆頭は部屋を後にした。
さて、と思い。自分の手元を見る。まだまだ多くの書類が残っている。本当に減っているのかと思うほど。
俺は万年筆を手に、自分自身のすべきことを進める。
次回へ。
納得がいかない…。どちらも更新遅くなります。