小春「よし、そろそろ実行しますかぁ」
成海「そういえばさ、聞いてなかったんだけど、」
成海「なにで死ぬの、?」
小春「え?そりゃもちろん飛び降りでしょ」
松平「え、安楽死とかじゃねぇんだ、、」
小春「そんなお金ありません!」
成海「飛び降りってここの屋上から?」
小春「そうに決まってんじゃん!!」
小春「早速行くぞー!!」
最終話 魂が静かに泣いている
小春「ひえー、高、、」
小春「僕、高いところ苦手なんだよねぇ、、」
成海「自分で言っといてなんですか、それ」
小春「みんなで手繋いで飛ばない、? 」
松平「賛成、、」
小春「松平くんも怖いの?」
松平「少しだけ、、、」
小春「ま、でも今怖がっても無駄だ!」
松平「まだ飛ばねぇの、?」
小春「僕真ん中がいい!」
成海「ハイハイ、」
小春「準備いい、?」
成海「はい、」
松平「うん、、」
この時、みんな声が震えていた気がする。僕だって声が震えていた。あーあ。スカートで来なきゃよかった。でも最期くらい可愛い僕でいたいもんね。
小春「せーの、で行くよ、?」
小春「せーのっ、、!」
その瞬間、成海くんが僕の手を離した。
僕と松平くんは混乱した。
でも、もうどうしようも出来なくて、2人で落ちていくしかなかった。
それと同時に空が笑っているように見えた。成海くんと共に。
成海「僕が死ぬわけないじゃん。」
成海「最期はハッピーエンドで終わりたかった?」
成海「そんなの知らないよ」
成海「こんな死にたいを連呼してる小説なんてハッピーエンドに終わるわけないじゃん」
成海「じゃ、僕はもう行くよ」
成海「今、この小説を読んでいるそこの君。」
成海「また、どこかの集まりでお会いしましょう」
成海「では。」
コメント
9件
終わりが神
こんなん思いつくん天才すぎ……✨