館に来て、1ヶ月が経過した頃。
廊下で床の掃除をしていた時、 ふとrtとすれ違う。
ky「…あ」
rt「あ笑、ky」
rtは、にやにやと俺に近寄る。
嫌な予感がし、1歩後ろに下がる。
rt「昨日のこと、誰にも言ってないよね?」
ky「は、はい」
rt「ふーん、なら良かった」
昨日のことをふと思い返すと、俺の頬と耳は赤く染る。
rt「…ふふ」
rt「顔あか笑」
rtは、俺の左耳を摘む。
ky「ん…」
rt「…かわい」
rt「おやすみ」
ky「お、おやすみなさい」
あの出来事が経過しても、rtの顔を何度も頭の中で想像してしまう。
rtがにやにやと笑っていると、俺の心は舞い上がったかのように高鳴る。
初めて出会った時、俺はご主人様に気持ちなんて感じなかった。
1ヶ月が経っても…1年経っても、変化なんて無いと思っていたのに。
ky(あいつらに会ってから)
ky(俺、どんどんおかしくなってる)
ky(感情が高ぶってしまって)
ky(前はこんなこと滅多になかったのに)
ky(俺、やっぱり)
ky(ご主人様のこと…)
考え事をしているといきなり、俺のおでこにデコピンをされる。
ky「いてっ!」
hr「なにしてんの?」
枕を抱えたまま、ジト目で俺を見つめる。
ky「す、すみません」
ky「考え事してて」
hr「ふーん… まぁいいや」
hr「あ、そうだ」
hr「仕事が終わったら、俺の部屋においで」
hr「話したいことあるから」
ky「…?」
ky「承知しました」
疑惑を身に染みながら、俺はいつも通りに黙々と働いた。
ky(よし、今日はこれで終わりかな)
ky(hrの部屋いくか)
ky(嫌な予感しかしないけど)
部屋の扉を開けると、ベットで座っているhrがいた。
ky「こんばんは」
hr「ん、早かったね」
ky「…それで、話があると言うのは?」
hr「kyさ」
ht「昨日の夜、rtさんと何してた?」
ky「え?」
その言葉を聞いて、心拍の振動が加速する。
hr「ベットの上で、仰向けになってさ」
ky「ご、ごめんなさい!!」
弁解しようとしても、いい訳が頭に浮かんでこなくて、俺は正直に告白してしまった。
hr「…何してたか教えて? 」
ky「えっと」
ky「..それは、言えないんです」
hr「どうして?」
ky「rtさんに…言うなって言われてるから」
hr「ふーん」
hr「…」
hrは、俺を凝視する。
俺のぎこちない言葉に、不審がっているのだろう。
hr「…」
hr「kyって、俺の気持ちなんも理解してないよね」
hr「俺が結構嫉妬してるのも、全然気づいてないし」
ky「…え? 」
hrは、いきなり俺の首を両手で掴んでベットに押し倒す。
ky「うわっ!? 」
hr「俺のおもちゃなのに、俺以外の奴に汚させられて 」
ky「ひ…hrさっ」
hr「なんで他の奴らにいくの? 」
さっきとは真逆に急変して、俺は必死に両手を離そうとする。
hr「俺なんかどうでもいいの?」
ky「まっ…まって!」
ht「ねぇ答えてよ」
hr「なんで俺を愛してくれないの?」
hr「なんで他の奴らの所に行くの」
首を掴む両手の力が、ありえないくらい強くなっている。
相当怒っているんだろう。
ky「hr…さっ、、」
ky「苦…し…」
hr「答えてよ」
hr「なんで?」
hr「なんで?」
hr「なんで?」
hr「ねぇ」
意識が朦朧とする。
ky「…?」
何か違和感を感じ横を見ると、ドアの前で待機していたfjがタバコを吸いながらこちらを見ている。
ky「ふ、fj様!!」
ky「助け…」
hr「…」
hr「お前、なんでここに?」
fj「…さぁ?」
fj「なんででしょうね」
fj「とりあえず、そいつ離してやれ」
hr「…」
hrは、俺の首から手をそっと離した。
コメント
5件
今作も最高っす...😭
こっそり覗かせて頂いてます…👀🙏🏽🙏🏽💞くぅ………好きすぎて言葉にならん、、、、😿💖💖💖💖💖どうしようめっっっっちゃもうなんかあぁぁぁぁ只々尊い…🤦♀️💓kyぉぉぉ……可愛いなおめー!😫💞💞💞rtkyが世界を救うんですね………😇hr、、嫉妬しとんの、、ぉぉぉぉとても好きです……びっくらぶ……😭👏👏👏💞💞
いつも見させてもらってます!内容が好みで本当に楽しませてもらってます!まさかhrが嫉妬してるなんて思ってなかったな…続きも楽しみにしてます!