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僕は一度、小2ぐらいに交通事故にあった。
とても痛くて、苦しかった。
交通事故にあってから僕は、おかしくなってしまった。
人間が嫌いになり、血を好きになり、人間だとは思えなくなっていた。
それから僕は、自分が嫌いになり、自分を殺した。
「殺した」と言っても、心に閉じ込めたって感じだけどね。
それからは、言いたいことを正直に言えない、笑うことができない、笑ったとしても作り笑顔。
そんな自分のことをもっと嫌いになってしまい、もっと自分を殺した。
僕の何もかもが、自分じゃなくなっていた。
もう、自分の生きる意味がわからなくなった。
自分の意見を言えないから、他の人にはわかってもらえず、伝えられず、認めてもらえず。
何をしてもだめで、何度も頑張ったけど、結局は全部失敗で、挑戦することが怖くなって。
僕はとにかく、誰でもいいから誰かに認めてほしかった、本当の僕を受け入れて、わかってほしかった。
でも、無理だった。言えなかったんだ、誰にも。
死んでしまいたかった、何もかもを終わらせたかった。
そんなとき、僕の支えになってくれたのは『カラフルピーチ』だった。
辛いときは『カラフルピーチ』を見て、悲しいときも『カラフルピーチ』を見て。
「もっとカラフルピーチを見たい」
そう思った。
死ぬのはあとにした。
僕は『カラフルピーチ』を好きになった。
それから3年経って、僕は5年生になった。
もっと気持ちがぐちゃぐちゃになっていた。
死にたい気持ちが増していた。
でも僕は『カラフルピーチ』を見たい。
頑張って生きた。
5年生になって、保育園の頃から仲が良かった女の子と付き合った。
女の子のほうから 「しなたは私の彼氏だね!」 と言われた。
最初は戸惑っていた、でも、 「僕でいいなら」 そう言った。
告白もしてないのに、僕たちは付き合うことになった。
それから一ヶ月ぐらい経った。
僕は彼女に告白をした。
「僕で良かったら、付き合ってください」
彼女と遊んで、家まで連れて行ったあとだった。
そしたら彼女は、 「もちろん!」 と言ってくれた。
とても嬉しかった。
それから2週間ぐらい経って、僕は不安になっていた。
彼女は本当に僕にふさわしいのだろうか。呪われている僕が近くにいてもいいのか。
僕は彼女と分かれることにした。
「ごめん、別れよっか」
彼女はびっくりしていた。
だが、
「しなたがそういうなら」
優しい声で僕に言ってくれた。
本当にこれで良かったのだろうか。
少し心配になった。
それから3週間ぐらい経った。
友達が、別れていたことを知った。
「えぇ!?、もう付き合ってないの!?」
そしたら彼女は、
「ううん、しなたは私の彼氏だよ!」
僕も友達もびっくりした。
別れたはずなのに、また付き合ったことになっていた。
僕は、彼女がそれでいいならいっか、そう思った。
僕たちはまた付き合うことになった。
それから何ヶ月か過ぎて、僕は6年生になった。
6年生になって、やらなくてはいけないことが増えた。
それから僕は体調を崩しやすくなってしまった。
無理をしすぎてしまったのだ。
自分では気づかなかった。気づいた頃にはもう手遅れだった。
6年生になって、勉強を頑張った。
それでもテストは100点取れなかった。
たまに取れたとしても、得意な教科だからだ。
漢字のテストが僕は最悪だった。
毎日習い事で、勉強時間が他の人よりは少ない。
お母さんには、
「もっと頑張って。勉強をしっかりやればできるから」
僕は我慢の限界だった。
「どんだけ頑張ってもできないんだよ!。僕だって、僕なりに頑張った。それでも無理だったんだよ!」
久しぶりに自分の感情を言った。
お母さんは暗い顔をして、僕に近寄ってきた。
「しなたはやればできる子だから。お母さんといっしょに頑張ろ?」
その時の声は、とても優しかった。
僕を優しく包みこんでくれた。
でも僕の感情は、変わらなかった。
「わかったよ」
思ってもいないことを言った。
それから1週間ぐらい経った
なんで言えないんだよ。
誰かに認めてほしいんだろ?言わなきゃわかんないだろ。
頭の中で、声が響いた。
誰もいない、僕だけしかいない自分部屋の中で。
とても暗い声だった。
でもこの声は、自分の声と同じだ。
そう思った瞬間、一瞬でわかった。
これは二重人格だ。
もう一人の自分だ。
何度も響く自分の暗い声で、頭がおかしくなりそうだった。
そして今。
今でも聞こえる。自分の声が。
なに書いてんだよ。
そんなの書かなくていいだろ。
聞こえてくる、うっすらと。
もう嫌だ。
怖い
苦しい
悲しい
辛い
なんで僕のことを受け入れない。
僕の何が悪い。
誰か教えてくれよ。
僕が間違っているのか?。
もう、終わらせてしまいたい。