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目が覚めると病院だった。
どうやらママがやせ細った私を心配して病院にニュウさせたらしい。
「たづ!?」
そう言いながら入ってきたのはまっるちゃんだった。
「どうしたの、そんなに慌てて…」
「焦るに決まってるだろ、友達が入院してるんだから」
「うん、ごめんね」
「でもまるちゃん、もう6時だよ」
「ほんとだ、もう帰らなきゃ」
「来てもらったのにごめんね」
「気にすんな」
そう言い残してまるちゃんは部屋を出ていった
お医者さんに話してもきっち分かってくれない。
私がロボットだって言ったら次は精神科に入院させられちゃう。
でも言わなきゃ何も解決しない。
そんなふうに思っているとまるちゃんから電話が来た。
『もしもし?』
『うん、どうしたの?』
『いやたいしたことじゃないんだけどさ』
『うん』
『調べてみたんだ、もしかしたらロボットって勘違いする病気があるかもしれないって』
『あったの?』
『うんん』
『図書館で調べたけどなかった』
『そっか』
まるちゃん、私のためにこんなに色々してくれるなんて
もしかして…まるちゃんって私のこと好き…なのかな?
『まるちゃん』
『どうした』
『まるちゃんってもしかして私のこと…』
『あっ!いやいや全然可哀想とかそんなこと思ってないから!?』
『そっか良かった』
良かった。
まるちゃんは私が可哀想だと思ってるからそんな言葉が出てきたんだよね。
良かった。