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僕の心は環境変化に左右された。
小学校から中学校に進学するとき、ワクワクでいっぱいだった。友達つくれるかな、とか思っていたのに。入学して3週間くらいして、長めの風邪を引いた。
そこからなんとなく学校に行くのが嫌だと思った。親にも散々反抗した。無断で遅刻したり、学校でこんなところ居れるかよ、って泣き叫んで早退したり。
ある日早退する前に、おばさんの先生が僕の尻を揉んできた。そこから僕はあいつが死ねばいい、と思うようになった。
スマホを取り上げられたこともあった。僕はネットに固執していた。ネットがないと生きていけないと思った。
学校だるい、学校なんかなければいい、あっても意味なんかない。そう思っていた。正直今も若干思っている。
Apexがしたくて早退したこともあった。偏頭痛で頭が痛いと嘘をついて早退して、ゲームに没頭した。とにかくあの頃の僕にはネットがないとダメだった。
家族と夕飯を食べなくなった。みんながご飯を食べている時はApexをしたりスマホをいじったりしていた。
とにかく学校という空間、制度に共感できなくて反抗しまくっていた。あの頃の親や先生への当たり方は最低だったと今でも思う。
学校が全てじゃないと叫び、親が学校に行っていなかった過去を掘り返してお前もそうだっただろ、人の事何も言えねーだろ、と泣き叫んだ。
親にひっぱたかれた。そして僕は精神科に通うようになった。
精神科に通うようになって、僕は少しずつ丸くなった。親も僕の特性を理解してくれて、一緒に丸くなっていった。
学校が全てじゃないのは事実だ。学校に通って、僕の心はどんどん傷を負った。最終的にはその傷に耐えきれず、崩れ落ちてしまった。
ある日突然意味のわからない箱に詰められて、成績を競いあったり、トラブルは自分で解決したり、合わない人はいる。僕もそうだ。
こんなところ早く卒業してやるよ、こんなクソみたいな学校なんか絶対燃やしてやるからな、って泣いてた1年の頃の僕、見てるか?
お前はだんだん親とのわだかまりも溶けてちゃんと卒業する。そこまでの過程はいろいろあるが。卒業が名残惜しいと感じている。おばさんの先生はまだいるし、見たらしんどくなるけど大丈夫だ。お前の視界に入れんじゃねぇ。それでなんとかなるから。
卒業を目前に、僕はこの経験があって良かったと思っている。
みんなの辛いとか、苦しいとか、もう辞めてやる、みたいに思っていた頃がいつかいい経験だったなって思える日が来るといいなって思ってます。
学校が全てじゃない。逃げてもいい。
そんだけ。