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12 - 二度と戻らせない色。[短編小説]

♥

17

2024年08月09日

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はなうみ?うみはな?です

消す話。

⚠️注意⚠️

もちろん駄文

キャラ崩壊、口調崩壊ありまくり

どっか絶対おかしい

呼んでて恥ずかしい文

それでも良いんだね⤵︎





























俺の誕生日、8月2日。同時に海瀬の兄貴の周忌でもある。

その日、敬愛していた海瀬の兄貴は自分の誕生日を迎える事もなく死んだ。

俺を残して。

花沢「…もう一年か、早いなあ」

あの日の事は1時間前の事みたいに思い出せる。

久我の兄貴がどこか変な感じで事務所に帰ってきて、おかえりなさいって言っても返事がなかった。

そのまま組長室に行ってた。

そして…その後の記憶が断片的な物しかない。

そこからずっと俺の大好きな翡翠はなくて、味の無い日が続いていた。

そして海瀬の兄貴が白い棺に、不安になるくらい安らかに眠っていた。

花に吸い込まれるような様だった。

雨だ。雨上がりの匂いがする。

雨で濡れて、そして街の明かりで不規則に小さく光る帰路をコツコツと歩く。

もうあの色のない日々から一年が経ったのに、まるで街は色がなかった。

「………」

ふと、思い出してように携帯をポッケから出す。

0828。携帯のパスワードを開く。真っ先に写真フォルダを開く。

少しスクロールしてしまえば、懐かしい緑色が上から流れてきた。

笑っている写真。喜んでいる写真。俺と無理やりツーショットさせられている写真。

苦笑いしている。それでも兄貴の笑顔だ。なんて懐かしいんだろう。

前なら笑えただろうな。こんなにも漠然とした寂寞しか感じないのが、もう彼がいないという事実を引き立たせる。毎日飽きるほど追いかけていた大きな翡翠の宝石は、今や俺の手の中にある液晶の中でしか輝かなくなってしまった。

「…ふふ。」

それでも笑みが溢れてしまった。あの人が彩ってくれた日々は何よりも大切なものだった。






選択完了。

迷う事なく赤色の選択肢を押す。


削除完了。


俺は輝かしい彩色の思い出達を皆、ゴミ箱に葬った。

もう顔を合わせる事は二度とないだろう。

俺はゆっくりとスマートフォンをポケットに差し入れ、再び色のない街を、

あの人海瀬の兄貴が歩いていた街を歩いた。


















結末の解釈は皆様に任せます。

呼んでくれてありがとう

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兄貴、左様なら。

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