第四話 . 頼るということ _ 。
朝 、 目が覚めると 、 征四郎が隣に居た 。
昨日の記憶が 、 あまりない … 。
迷惑をかけていないだろうか …
悪いことはしていないだろうか …
記憶がないというのは 、 とても怖いことだね 。
僕が目覚めたすぐに征四郎も目を覚ました
征四郎は僕を見て少し驚いていた
どうして ?
もしかして僕 、 昨日征四郎にいけないことをしてしまったのかい … ?
「大丈夫か … ? 」
征四郎は僕に心配の声をかけた
僕なら大丈夫なのに 。
何が … あったんだろう ?
… 昨日 、 の … 出来事 …… 。
「考え事すんなよ 、 また昨日みたいになるぞ 。 」
昨日みたい … ?
僕 … 、 昨日何したの … ?!
征四郎に質問を投げかけた
“ 僕は昨日何をしていたの ” と 。
その答えに僕は唖然とした 。
信じたくなかった 。
「お前は昨日 、 軽くパニックになった 。 思いがけないことがたくさん起きたんだろ」
僕が 、 パニックに … ?
思いがけないこと … ?
記憶がなくなること以外にもあるのかい ?
僕が知らないうちに 、 新しい僕が出来上がっていたりするの … ?
酷く動揺している僕に征四郎は言った
「昨日の記憶ねぇのかよ ? 」
… そうだよ …… ?
ないんだよ … 。
僕に失望した … ? 嫌いになった … ?
悪いことをしたのなら 、 謝りたい … 。
きっとしたんだよね 。
思い出せない時点で 、 僕はダメだよね 。
「ごめんね 、 征四郎 … 。 僕 、 もう … 。 」
これ以上 、 迷惑をかけられない … 。
征四郎にも 、 嫌な思いをさせてしまった 。
美しい心臓も 、 いずれは忘れてしまう 。
僕自身も …
征四郎は目に涙を浮かべて僕のところへ来た
やはり僕への怒りなのだろうか
それなら 、 いくらでも言ってくれて構わない 。
全て受け止めるよ 。
「お前が俺のこと忘れたって ! 俺はお前のことがすきなのに変わりはねぇから ! ! ! 」
征四郎は涙ぐみながら僕にそう言った
僕は嬉しさで涙が溢れた
これで僕は決意した
“ 征四郎に頼る ” ということを 。
僕が征四郎のことを全て受け入れられるのと同じように
征四郎も僕のことを全て受け入れられるのだと思う
僕は今 、 そう感じた 。
僕も征四郎が好きだから 。
大好きだから … !
「征四郎 … 、 僕を助けて … ? (泣 」
やっと言えた …
想いを伝えられた … (泣
征四郎が何を思ったって構わない !
僕はもう 、 伝えたのだから !
「最初からそう言え」
少し照れくさそうに征四郎はそう言った
コメント
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うぅ、小説書くの上手すぎませんか、?!感動です、!