青赤♀さんで描きます❕️❕️
カチ…カチ…カチ…カチ…
深夜0時を過ぎあたりは暗く、静かな部屋に一定のリズムでなる時計の秒針の音が響き渡る。
今日も今日とて残業だ。
青「………..((カタカタカタカタッ”…」
睡魔が一気に込み上げてき、荒々しくとタイピングをする。
ブォーンッ…….
人通りも少なく車通りも少ない道路をフラフラ眠気を抑えながら一歩足を前へ出す。
青「…….ぁッ”だめだ…これ…ッ”」
そっから俺の記憶は途絶えた。
目覚めたときに見えた景色は普段見ない景色だった。
青「んッ…?ここ…は…?」
「あ…起きた?」
なんて女性の声が聞き嫌でも目が冴える。
青「あ…えと…ッ、!」
「んふっw無理して喋らなくていいからね~♪」
なんて心地の良いトーンで喋りだす。
寝不足なのもあったせいか、また意識を手放す。
コトッ…
「どうぞ~♪」
青「ありがとうございます…”」
次に目が覚めた時はとても色鮮やかで美味しそうな料理が並んでいた。
どうやら俺のために料理を作ってくれたそうだ。
お礼のを言うために声を必死に振りしぼる。
久しぶりにたくさん寝たからか声がガラガラで、自分でも驚きだった。
スプーンで目の前にあるおかゆをすくい口元へと寄せる。
青「…………おいしい…((ボソッ」
なんて気づけば呟いてしまった。
久しぶりに人の手作り料理なんてものを食べたから尚更美味しく感じる。
「…そう?♪」
「ならよかった、♪」
なんて微笑みまたキッチンへと戻ろうとする。
青「あの…ッ、”!」
「…?」
不思議そうにこちらを見つめる。
そりゃあそうだ、いきなり喋ったかと思ったら呼び止められるもんだからな。
青「お名前を伺ってもよろしいでしょうか…?」
「…あー!名乗ってなかったね♪」
赤♀「りうらは大神りうらっていうんだ!」
なんて大人ぽそうな見た目とは裏腹に自分の名前を一人称に自己紹介をする。
少し可愛い。
青「自分はいふって言います。」
赤♀「いふさんか~♪」
青「まろとかなんでも大丈夫ですよ?w」
なんて二度と会うことのないだろう人に言ってる自分に呆れてきた。
疲れてるんだろう。なんて自分で慰めている。
赤♀「じゃあまろ!で大丈夫ですか?」
青「…おう…w」
赤♀「りうらも何でも良いですよー♪」
無邪気に元気にはしゃぐ彼女を見るとなぜだか元気が出る。
見た目とのギャップもあり尚更、笑
青「ん~…呼び捨てで大丈夫か?」
赤♀「!…いいよ!」
青「ん、ありがとうございます♪((ニコッ♪」
赤♀「あそう…!タメで話しません?♪」
青「えぇっと…」
いきなりそう聞かれて驚く。
何故かって?俺はそのまま調子が良くなったらお礼をして帰ろうと思ってたからだ。
この話の流れで行くと仲良くなる流れだろう。
青「………..💦」
赤♀「ぁ…困らせてしまったのなら申し訳ないです…((シュンッ」
青「…………..」
何故だろう。何故かはよくわからないが犬耳が見える……
そんな顔されたら断れるわけもなく…
青「ッ…いい…よ?」
赤♀「ッ!✨️((パァ~✨️」
明らかに嬉しそうな顔をする。
そんな彼女の姿を見ると明日も頑張れそうな、そんな気持ちになれる。
青「…んふっwお前な~…w」
赤♀「…?」
青「お前はホンマに表情豊かでかわええな~w((ワシャワシャッ♪(撫でる)」
赤♀「うわッ?!」
ついつい手が動いていた。
可愛くて、愛しいそんな姿に見惚れていたかもしれない…
別日。
あの1件から何故か手がよく進むようになり早く仕事も終わるようになった。
ま、そのたんびに上司やら何やらの仕事を押し付けられて結局は残業をする。
の繰り返しだが…、笑
青「あー”いつか絶対に訴えてやるッッ”」
コツ…コツ…コツ…
すっかり冷え切った夜の道を歩いていく。
暗く、静か。
人気も少ない。そんな夜道を歩くのは少しだけ怖い。
青「まじで…りうらに会いてぇー…」
なんてぼそっと気づいたら呟いていた。
おそらく彼女の笑顔が俺の癒しになっていたのだろう。
ドンッ!
っていう音を響かせて、肩が柔らかに痛む。
青「…?」
疑問に思いながら振り返るとそこに居たのは今一番会いたかった人だった。
赤♀「じゃじゃーん!」
青「りうら…?」
赤♀「りうらでーす!!笑」
青「ッ~~りうらぁ…」
なんて気の抜けた声を吐きながら抱きつく。
急に抱きつかれるもんだからびっくりしたようで、目がまんまるとしている、笑
赤♀「わわっ…どうしたの~?」
青「疲れたよぉ…」
赤♀「んふっお疲れ様♪」
なんてまるで夫婦のような会話を交わす。
赤♀「頑張ったんだね、♪」
青「んぅ…ぅ…りうらの家。行ってもええ?」
赤♀「ッ、!」
ちょっと甘えてみてそんなことを吐き散らかす。
赤♀「……..いい、よ…!♪」
青「………….♪」
「いいよ」の3文字をつくのに少し間が空いた。
やっぱり成人男性を家にあまり入れたくないのだろう。
反省をした。
赤♀「ただいまー!!」
青「お邪魔します♪」
赤♀「ちゃんと玄関から起きて入るのは初めてだね♪」
青「せやな~…、笑」
赤♀「よし…そこ座っていいよ♪」
青「ありがと…。」
赤♀「…………」
今日はいつも騒がしいりうらが静かだ。
いつもはもっと話しかけてきてくれる彼女やから何かあるに違いない。
そう考えてるときにはもう話しかけられていた。
赤♀「ねぇ。まろ。」
青「…?」
赤♀「もし勘違いだったらごめんだけだけど……..ッ、」
なんて言いづらそうに喋りだす。
やっぱりりうらは大人の女性なんだなって、
遠慮をわかる女性だ、ってなんとなくだけど気付かされた。
赤♀「…最近どっかで泣いた…?」
青「…….え?」
思いがけない質問に思わず気の抜けた声出してしまった。
「最近どっかで泣いた…?」
返答のために必死に考えてみたがここ最近で泣いたことなんて一回もなかった。
どれだけ辛い現実があっても泣かなくて…いや、泣けなくて。
青「…ごめん…….。泣いてないかもここ最近…、笑」
赤♀「…そっか…っ、」
青「…ごめんな…、笑」
赤♀「ふ~ん…最後に泣いたのはいつ…?」
またそんな風に問いかけられる。
「最後に泣いたのはいつ…?」
また返答を考える。が、思い出せない。
本当に俺はどうしたら泣くのだろう。
俺って情のない人間なのか…?
笑うときも本気で笑った時は彼女と初めて会ったあの時だ。
青「…ごめん。おぼえてないや……」
赤♀「…そう。」
赤♀「まろはさ…泣けないときにりうらにキスする。っていう決まりつけたら泣いてくれる…?♪」
青「は?」
何を言っているのだ??
それはりうらも嫌なことでは…….?
なんて、彼女を優先とした考えが何個も思い浮かぶ。
赤♀「まろ。りうらは別にそんなのいいからさ…自分のこと考えろバカ。」
青「……..っ、」
自分の考えてることを見透かされたようにそう発される。
なんで、自分はいいから何て言うの…?
そんなん俺だって俺よりも優先しなくてりうらを優先したいのに…っ、
青「………俺なんてもんを気にしたって無駄やろ。」
自分からでた言葉が思ったよりも冷たい口調で話してしまってびっくりしている。
そしてまた反省。
赤♀「りうらってそんなに人をホイホイ助けるようなやつに見える?」
青「ぇッ?………おん…」
当たり前だろう。見たことのない倒れた俺を助けてくれた。
初対面で、お互い顔しれない相手だった。
なのに助けてくれた。
そんなのホイホイ助けるように見えるだろう。
赤♀「そっかぁ…そう見えてたか~、、笑」
赤♀「りうらはまろが思ってるよりもいい人じゃないから♪」
そんな意味ありげに呟く。
…そっか、人間に悪の気持ちがない人間などいないのか。
りうらは人間だ、それはそうだな…。
青「…….ごめん。」
赤♀「いーの!っていうか、キスするっていうことでいいの?」
青「…….りうらがいいなら。」
赤♀「りうらは提案者なんだからいいよ?♪」
青「…そか、よろしくな。」
赤♀「もちろん♪((ニコッ♪」
なんて天使のように微笑む。
嫌いじゃない別のモヤモヤで心が晴れることはなかった。
チュッ…
赤♀「んッ…」
青「さっき泣けなかったから。」
赤♀「さっきの約束でどこに泣く要素があったの……….、笑」
青「わかんないならええよ、」
赤♀「ん~…りうらがバカって言ったとこ?笑」
青「バカって言われてすぐ泣くようなやつちゃうわ。」
なんて言った。早速キスをしてしまった。
彼女の唇は手入れされていて、柔らかく、ツルツルだった。
…実況している俺は気持ち悪いかもしれないな、笑
俺が泣きそうになったのは最初に会ったときだ。
りうらに会いたくてしょうがないときに会えたときの安心感で涙が零れそうになったりもした。
が、泣けなかった。
だからそれを思い出して彼女の唇にそっとしてしまった。
赤♀「まっ別にいいや。」
青「……..」
空気が読める彼女ならそうしてくれると思っていたからあえて誤魔化した。
本当に彼女はいい子だ。
別日
あれから俺とりうらは頻繁に会うようになった。
赤♀「まろ!」
青「ッ~~りうら!」
また泣きそうになる。
何故だろう。りうらの顔を見る度に泣きそうになるのは。
毎回毎回会う度に泣きそうになるから毎回キスをする。
本当に迷惑でないだろうか……..
赤♀「ほら、路地裏行こ?♪」
察してくれたかのように誘ってくれる。
別にそんなことをするわけではない。
ただ、約束したことを成し遂げるだけだ。
路地裏に付いた俺達はキスをし、今はどこかへ向かっている。
どこへ向かってるなんていう目的地も決まってなく、ただ歩いているだけだった。
ただ、それだけでも楽しかったのだ。
日頃の疲れが癒される。そんな気持ちがして一生一緒に居たいなんて、、笑
そんな願いが叶わなくなりそうになった。
ウウーウウーッ(サイレン)
青「…ッ、りうら…ッッ、?」
震えた声でそう呟く。
りうらは急に倒れてしまい運ばれたという。
心配で心配で、居なくなったら俺がどうにかなってしまいそうで、
でもそんなときにでも泣けなかった俺が憎くて、
でもそんなことよりも1早くりうらの顔を見たいという気持ちが勝ち。
足が動いていた。
病院に着き、ピッ…ピッ…と一定のリズムでなる心電図。
そして、綺麗な顔で眠っている彼女の姿。
それを見る度に現実逃避したくなった。
青「りうらぁ…ッ、起きてくれよ……..ッッ、」
赤♀「………」
何を話しかけてもあの天使のような笑顔を見せてくれはしない。
ただ無表情に眠っているだけだった。
人をなくす苦しみがこれほど苦しいと思っていなかった。
青「…ッ、りうらのばーか!あーほ!!」
なんて語彙力が幼稚園児以下にも低下している口を開く。
何も考えられなくて真っ白になって、ただ暴言を吐くことしかできなくて…
その一定になっている音が急に止まってしまったらって考えたら怖く、苦しくて、
なんて、今まで以上に苦しい気持ちを抑え込んで考えている。
…ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…
青「はぁ…もうッ…りうらぁ…ッ、」
こんなときにも泣けないそんなのが悲しくて…
泣けない…….
青「…ッ…約束したのを守るため…だからッ、」
チュッ…
赤♀「…ん……ッ…….?」
青「…あッ…”」
赤♀「まろ…じゃん…ッ”((ニコッ♪」
彼女が目を覚ました。
元気な笑顔を見せてくれた。
また笑って話せるかもしれない……..
青「…ッッ、((ポロポロッ…」
赤♀「…まろ…ッ、”」
青「目ぇ覚ますの早すぎなんだよ…ッ、”((ポロポロ…」
赤♀「え?w」
青「もっともっと…ッ、…でもありがとうッ…((ポロポロ」
何を言いたいのか自分でもわからなかった。
涙を流してしまったし、目を覚ますのが早いなんて意味のわからないことを言っている。
赤♀「…、笑」
赤♀「素直じゃないところまろらしくて好きだよ。」
青「ばか…ずっと目覚ますの待ってたのに…ッ、((ポロポロ」
赤♀「待っててくれてありがとう。」
青「なんでそんなに元気なんだよぉ…ッ”((グスッ…”」
赤♀「りうらにキスをしてくれた…から?♪」
青「えなんでしって…ッ、」
赤♀「目が覚めたときに口がまろのにおいしたからかな~?♪」
青「…ッ、ねぇ俺泣いちゃったからもうキスできない…?」
何を言っているのだろう。
キスをしたいのか?自分は…
いや、そんなんじゃない…ただ、俺は…
青「りうらが好きなの……………ッ、」
赤♀「……..。」
そっからの返答は秘密やけど、
まぁ……..泣きたいときに泣いてもキスは出来るようになった…かな♪
end
おぉ…5000字いったッッ✨️
話すこともないんでぜひコメント等してくださいな😌😌
では😽🎶
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!