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次の日
ピンポーン
ぶる「…はい」
やん「学校いこーぜ!」
…また来た
なんでこうもまた来てしまうのか
めんどくさい
僕は無言で玄関のドアを閉めた
…あの紙を見て、真実だとしてもやっぱり信じることは出来ない
人間と吸血鬼はそんな簡単に仲良くなれるもんじゃない
なかむはあれで信用したのかな。
…僕だってそりゃ”信用できる人間がいれば”なんて考えはあった。昔はね
でも今はもうない
…分かってるもん。
人間と吸血鬼は仲良くなれない。お互い敵同士だって…
──────
ガチャ
ぶる「…邪魔なんだけど」
やん「!おはよ!」
僕は前と同じく無視をして玄関のドアを閉めた
やん「なーなんで無視すんだよ」
僕はこいつを完全無視し、なかむへ電話をかけた
…もし今日来るなら一緒に行きたい
いつも一緒に行ってたし、昨日のことも聞きたい。
プルルルル
ぶる「もしもし?」
なか”もしもし…”
ぶる「今日行けそう、?」
なか”難しいかも、ごめん、”
昨日も結構体温高かったしな…
大丈夫かな…
ぶる「大丈夫だよ。またね」
なか”うん。ありがとう”
ピッ
やん「誰?」
僕は無視し続け学校へ向かう
…正直、あの紙を見た時は信じてみたいと思った
信じれるかもって
まあでも実際会うとそんな気は無くなる
やん「なあおい」
しつこい、
なんで無視してるのに毎回話しかけてくんのかな
…こんなやつと契約しようなんて考えてたのが馬鹿らしい
絶対してやんない
やん「てかさー昨日」
ぶる「っ、!うるさい!こっちくんなよ!」
やん「いや学校こっちだししょうがないじゃん!?」
ぶる「後ろ歩くとか前行くとかしろよ!」
やん「一緒に行きたいから並んでるんじゃん!!」
僕はこいつと一緒に行きたい気持ちなんてない
0だ
やん「…ぶるーくと仲良くなりたい。心配なんだよ」
ぶる「どうでもいいだろ僕のことなんて」
やん「どうでも良くない。大切だから。」
「何かあるなら相談に乗りたいし助けになりたい」
…僕に心を読む能力があればいいのに、
どうしても信じてみたいと思ってしまっている自分がいる
こんな自分…いやだ、