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俺は鈴谷 陽太(スズタニ ヒナタ)。22歳。
大学を卒業して社会人になり、アパートで 一人暮らしをしている。
俺は小さい頃から猫が大好きだ。
でも、両親が猫アレルギーで、飼ったことは一度もなかった。
だけど、今は一人暮らし。住んでいるアパートは動物OKだし、やっと大好きな猫が飼える。
…ということで、俺は今ペットショップの前にいる。
深く息を吸い込んで、ペットショップの中に入る。
「いらっしゃいませ」
中に入ると、店員さんが挨拶をしてくれた。
「うわぁ……」
店内を見渡した瞬間、とても可愛い猫たちが目に入った。
なんて幸せな空間なんだ…
とりあえず一匹ずつ見ていく。
黒猫、白猫、ハチワレ…
どうしよう。みんな可愛すぎて決められない。
俺が悩んでいると、店員さんが来た。
「どんな子をお探しですか?」
「えっと…具体的な希望はないんですけど、猫を飼いたいんです」
「なるほど…ちなみに、猫を飼われるのは初めてですか?」
「はい」
「でしたら……この子はどうでしょうか」
店員さんが案内してくれたのは、クリーム色と白色が混ざった子猫だった。
「この子は女の子です。3ヶ月前に生まれた子猫ですが、すごく人に慣れていて、甘えん坊なんですよ」
店員さんが説明している間、その子猫と俺は目が合った。
目がすごくきゅるきゅるしていて、めちゃくちゃかわいい。天使みたいだ。
「あ、あの」
俺が声をかけると、店員さんは「はい」と返事をした。
「俺…この子を飼いたいです」
もうこの子に決めた。この子と離れたくない。
「わかりました。ついでに、トイレやおもちゃも買っていきますか?」
「は、はい!」
こうして、俺と子猫は出会った。