成人済みifランドトで~す!(☝ ˘ω˘)☝ふぅー!!ランドト美味しい!美味しい!
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職場や合コンでこれまで、この子可愛いなーとか、付き合いてぇーって何回思ったか分からない。でも、思ったからとて付き合えるわけなくて。だいたいは、俺なんかが告白してもな、と諦めるか告白して振られて気まづくなるかのどちらかだ。
それでもいい感じになる人だって少なからずいる。だが、いざ告白するともう好きな人がいる、と同じ理由で断られる。なぜだ…?!なにか呪われてるのかもしれない…
今日もいつもの場所で待ち合わせだ。今日は合コンでも、上司に付き合わされる飲み会でもなく。ただの友人と久しぶりに会い、少しいい個室があるバーで飲むだけの会。
だったはず…
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「久しぶりだなー!なんか髪伸びた?」
「まぁたしかに、最近行ってないな」
お酒飲んで、最近あったことを話して。こうやってランスと飲むのが俺の息抜きの一つでもある。まぁ、ランスは忙しいしなかなか時間は取れないけど。
いい感じに酔いが回ってきて、いい出会いがないことを話した。
「も〜最近、ぜんっぜん出会いがない!いい感じの子は告ると好きな人がいる、だってよー」
「…そうか、運が悪いな」
「はぁ〜ランスに言っても俺の気持ちなんか分かるわけないよなー!そうだよなー!」
これだからモテ男が!!!俺が話しても興味無さそうにスカシやがって!
「…じゃあ、俺と付き合わないか?」
「……は?」
ランスの言ってる意味がわからなかった。どこが、じゃあ、なのだろうか。俺と付き合う…?誰かと間違えてるのか…?いや、ランスは見るところ今そんなに酔ってない。と、悶々と考えてるうちに、唇に柔らかい感触があった。
「ドット、その反応ってことはアリってことでいいんだよな?」
ランスが意地悪な笑みを見せる。俺もなぜ顔に熱が集まってるのかわからなかった。これは酒のせいなのか、それとも…
「…俺、ずっと前からドットのことが好きなんだ。この世でお前を一番愛してるのは俺だと宣言してもいい。」
ただの友人だと思ってたやつに、突然の告白をされて驚かないやつがどこにいる。しかも、相手はなんでも出来て、イケメンで、優しくて。 そんなやつが俺のこと…と思いたい。
これは何かの冗談で、俺がランスに傾きかけてるのも、何かの間違いだと言ってくれ。
「っ、俺もランスのこと、好き」
そう口が勝手に喋っていた。でもこう言ってもその感情は間違っている気がしなくて。もしかしたら俺自身が気づいてなかっただけで、もっと前からランスのことが…好きだったのかもしれない。
好きと一言伝えると、ランスは顔を綻ばせもう一度キスをしてきた。今度は長くて息の仕方がよく分からなかった。少し苦しかったけど、それ以上に幸せだった。
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ランスside
「っ、俺もランスのこと、好き」
その言葉をどれだけ待ったことか。ここまで長かった。イーストンから別の道を歩み始めたけれど、ずっとドットのことを見ていた。ドットはいろんな場所でいろんな相手を好きになる。それも短いスパンで。
まぁ、あいつは不憫なのか、運が無いのか、大体は砕けて終わる。けど、無事付き合えそうな相手も現れるわけで。その相手の矢印をドットから俺に向けさせるのは、割と簡単だった。
そんなよそ見をする奴らはドットにふさわしくない。俺がドットの恋人になれるならなんだってしてきたつもりだ。
だが、もうこれからはそんな事しなくてもいいのだ。晴れて恋人になれたのだから。
(一生、死んでも離してやらないからな)
コメント
4件
愛が重いランスくん大好きです🤗いつも供給ありがとうございます!!!
うわぁもう好き。大好き。ドット君、ランス君の愛、ちゃんと受け取れよ!!