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──────いえもん視点──────

朝食を取り終え、城を一瞬で直し(レイラーさんが)、そろそろ本格的にぜんさんという方をさがすということになった。

誰がどこら辺を探すか、そんな話を近辺の地図などを広げながら話し合う。


──────コンコン


城のドアをノックする音が聞こえる、そうみぞれさんが言う。このパターンは以前見たため、全員が身構える。そのため、ドアを開けるのは反射神経が良く、最悪液体になれるうぱさん。そして、臨機応変に対応できるように、レイラーさんには任意のタイミングで魔法が発動できる魔法陣を展開させる。

準備は万端でうぱさんが慎重にドアを開ける。そこに居たのは、小柄な男とも女とも分からないような人だった。

整った顔立ちに白髪の肩にかからない程度に伸びたボブヘア。そして光の当たる角度によって光は様々な色で髪を彩る。目は切れ長で、瞳は銀世界を覗くような白と、淡い水色のグラデーション。肌は人間とは思えないほど白く、病的な程だった。


──────とりあえず攻撃の意思を見せなかったので依頼室へと通す。

ここではめめさんはボスである。


「ようこそお越しくださいました。私はここのボスを務めるものです。しかし、名前がないと言うのは不便ですよね。なので、『モルス』と、呼んでください。」


めめさんはすっかり仕事モードで話を進める。依頼室にいるのはめめさんを含め、俺とれいまりさんである。ほかのメンバーは奇襲の可能性もあるため、ドアを見張ったり、城内を徘徊する。

めめさんは俺たちに目を向ける。──────どうやら挨拶をしろとのこと。


「…茶、とでもお呼びください」

「私のことは狐で〜よろしくお願いします!」


俺はコードネームを言うことはしなかった。しかし、めめさんは最悪口封じが簡単に出来るため、軽く言う。俺や、れいまりさんは戦闘特化では無いため、偽名、とも言えないレベルのものを言っておく。

まあ、呼べればいいのだ。


「皆様お初にお目にかかります。実在したとは思っていなくて、粗末なものしか用意できませんでしたが…。僕の名前はビビ・コバルデと言います。」


そう言いながらくるりと指をまわし、ぽんっと軽い音をたて、縦20センチ、横50センチ程の大きさの箱を取り出す。中身はお菓子のようで、いわゆる菓子折りというものだろう。

ボスの代わりに俺が受け取る。


「お膳立てはいいとして…何をして欲しいんですか?我々に」


れいまりさんはニヤリと口角を上げる。明らかに悪人ズラをするれいまりさんはヴィランの才能がある、なんてことを心の内にしまう。れいまりさんに筒抜けではあるが、今ツッコミを入れたり、ブーイングをすることは出来ないだろう。ざま…やめとこ。


「えっと…僕の村に来てくれませんか…?災害によって村が潰れてしまって…。とにかく人数が必要でして…」


しどろもどろしながら…その子は答える。…災害、少し同情してしまう。まあ、受けるか受けないかは全てボスの判断だ。俺の個人的私情を挟む余地はない。


「…そうですね。まあ、受けましょう。このご依頼、受けさせてもらいます。」

「あ、ありがとうございます…」


遠慮がちに頭を下げるその子は儚い雰囲気をまとっているように見えた。



次の日に依頼主であるビビさんの村に行くこととなった。


「…なんで受けたんですか?」


依頼主を客室に案内し終えリビングに向かう途中、俺はぽつりと呟く。可哀想だから、という理由で依頼を受けるとは思えなかったからだ。まあ、単純にいえば疑問に思ったからだ。


「んー?そうですね。ぜんさんが近くにいるかもしれませんし、まあ、暇つぶしって言う言葉がしっくりくる気がします。深い意味はありませんよ。」


そうめめさんは軽く言う。俺は納得しなかった。

その横で全てを知っているれいまりさんは楽しそうに鼻歌を歌っていた。…どこまでが演技なのか分からない。そんな霧を掴むかのようなどこかもどかしく、掴めない人柄に俺はため息をついた。





「さて、皆さん明日は半数くらいでビビって子のお手伝いをしますよ〜。」


めめさんは全員のことを会議室に呼び、全員が集まった瞬間にそう切り出す。

大半の人が思うことは一緒であろう。


「その〜ビビ?だっけ?その子誰?」


ラテさんが全員の意見を代弁する。戦闘服にわざわざ着替えたのに、戦闘がなかったからか不服そうな顔でボス…めめさんを見る。

全員は戦闘服に着替えていて、いつでも戦闘態勢に入れるようにしていた。しかし、実際はただのお手伝い要請、こうなるのも無理はないと言えばないのだろう。


「依頼主を仕事場に呼ぶのは気が引けるので呼びはしませんが…まあ、明日会えますよ。 」


めめさんはラテさんを含む、その疑問を持った人たちに対し、冷静に理由を話す。対策を取るのが早い。


「お手伝い、と言っても何をするんですか?」


みぞれさんが遠慮がちに疑問をとなえる。めめさんはその質問にゆっくり、丁寧に話す。


「災害復興のお手伝いです。人手が欲しいそうですが、半分はぜんさん捜索にまわしたいので、半分の人数だけでこの依頼を受けてもらいます。」


















ここで切ります!最近きりが悪くなりがち…。

そして、ついに恐れてた事態になりましたね…。突然ハート減る問題。いや、長いから飽きられるの覚悟してましたけど突然下がると…うん。まあ、しゃーないです。皆さんにも事情があると思いますし。今度からハート制にして強制的に押させてやろうか!?という感情をグッと堪えています。まあ、それでも投稿頻度は揺るがないので!これからも頑張ります!

テスト嫌ぁぁぁあああ!!!


てことで!おつはる〜

一明日を見るためにー

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