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バン!と父の書斎の机を思いっきり叩くとびっくりしたのか跳ね上がる私の父
「なんだい…?ノゾミ」
ムスッとした顔で父を睨む
「私の命が狙われるからってさ…!防衛隊の第3部隊をどうやったら護衛に付けさせられるのよ?!」
「そこは…彼らと話し合いをしてね、承諾してくれたんだよ?わざわざノゾミの為だけに」
いや、それは分かってるんだよ?って小言を放つ
「…忙しくて、危険と隣り合わせの人を簡単に護衛対象にするなって私は言ってるの!」
「……ノゾミ、君は防衛隊に恨みがあるかもしれない 」
「……恨むも何も…彼らが倒れてたらどうするとか色々考えるの!彼らも…人だし」
腕を組んで、書斎の机に腰かける
「こらこら、机に腰掛けないの」
言われてトッとまた地に足をつける
「…じゃあ、せめてだよ?」
「なんだい?」
「出かける時とかは全員じゃなくて、数人だけ護衛として来て欲しい… 」
「そうだね、わかったよ」
そのまま書斎を出て、部屋に行く私
ーーーノゾミの部屋ーー
私の部屋はいつも花びらがある、床に
ベッドは大きくて、5人用、カーテンもある
鏡は夜になると怖いのでカーテンを閉めて寝ている
「はぁ〜…」
盛大なため息が出る
コンコンと部屋のノックがされて、どうぞと声をかけると、入ってきたのは亜白隊長
「ノゾミ…姫、そのだな…ありがとう」
なに対してのありがとうなの?と首を傾げる私
「?」
「その……防衛隊の私達を気づかって、お父上に相談しに行ったのだろう?廊下まで聞こえていた」
「…いえ、貴方らも人間です…私の護衛と言うわがままで命は落とさせません」
「…!」
そうだ、これは私の父のわがまま…防衛隊の人らに護衛として来て欲しい、なんて普通は頼めない
「それに…私も元々は防衛隊にいたので」
「そうなのか…」
「でも…お母様を救えなくて、防衛隊を辞職したんです」
ってこんなこと言われても迷惑ですよねー!って明るく言うと亜白隊長は私を抱きしめてくれた
「…1人でそう背負うことは無い、私らが守って見せよう」
と優しく言われた
「お願いします…でも無理は禁物ですよ?」
はっ!と敬礼をする亜白隊長、そのまま部屋を出る亜白隊長
「…1人で背負うな、か…」
ぽふっとベッドに倒れ込むと同時にピッと真上を通ってた小刀ナイフ
「ーー!…え、」
頭に亜白隊長の言葉が浮かぶ
『もしかしたらノゾミ…姫が狙われているのでは?』
「ー!」
どっどうしよ?!…とパニクってる時に私は部屋にある銃に目がいった……とりあえずそれを取って……いや、呼ぶべきか?でも下手に刺激して怪我でもさせたら!!私は標準を合わせて、男の手のところに打った
「ゔわぁぁぁぁーー!!」
男はドサリと防衛隊がいる正面門に落ちた
「櫻木!!」
ミーちゃん…亜白隊長が男の叫び声を聞いて、私の部屋に駆け込んできたらしい
「…なんや?!今の音!?」
「…どうやら、侵入しようとした奴がいたらしくてな、ノゾミが咄嗟に撃ったらしい」
私は震える手を隠して、素早く立ち上がる
「…っこの、クソ女!!」
「……それ、本当の銃弾じゃありませんよ」
「へ」
男が間抜けな声を出す
「プラスチックの銃弾です」
「結局は痛いじゃねぇかよー!!」
そのまま男は連行された