※BL
※創作
わんく
今日もなにも無い1日を過ごしてたある夜
ムクッ
体を起こして時計を見たらまだ夜中の2時半
変な時間に目が覚めてしまったせいで眠気が無くなった
「…アイス…。…買いに行こうかな」
無性にアイスが食べたくなってしまったので準備を済ませ、扉を開けてコンビニまで買いに行く。
外
「…あー…。…さっむ… 」クシュンッ
今の時期は秋。この季節の夜はとてつもなく寒い。
結構時間が経ち、歩いていたら暖かくなってきたので今の温度はちょうど良い
コンビニでアイスを買い、ついでにホットミルクティーも買ったからアイスを食べながら満足して家に帰る。
なんで寒いのにアイスを食べているのかは自分にも分からないから聞かないで欲しい。
「…別ルートから帰ってみようかな」
久しぶりに夜の散歩をしたからまだ外で歩きたくて別ルートから帰ることにする。
「…なんでこの時間帯に起きたんだろ…、」
別に明日なにか予定がある訳でもないから
別にいいか。など考えながら歩いていると、目の前に高校1年生位の男の子がうずくまっていた。
この時間帯で歩道の隅にうずくまって居ると流石に心配だから声を掛けてみることにした
「…あ、あのー、?君…何歳、?…流石に高校生くらいの子がこんな時間に外にいると危ないんじゃないかな……?」
まぁ、俺も人の事言えないんだがな
聞いて驚いたのもそうだが
高校生くらいの子がビクッと動いて顔を上げてこちらを見ている。
『…ぁ、……ぇ、っとぉ、』
なにか言いずらそうな顔をしている
『……私事…なんですけど、実は俺、…捨てられちゃって……。』
これは驚いた。「捨てられた。」と言う言葉を聞いて驚いたのもそうだが、体中に殴り後や、切り傷等が沢山ある。
流石にこの体を見てスルーするほど薄情では無いし、…心配だったから声を掛けることにした。
「…良ければ…さ、家、来る…?」
すると男の子は目を輝かせてこっちを見ている
『い、いいんですか、!……でも、迷惑
じゃ、?』
「迷惑とか考えなくていいよ。君がどうしたいのか教えてくれる?」
陰キャ、コミ障の俺に関してはいいこと言ったと思う。…まぁ、実際思ってたし…。
『…!…じ、じゃあ…行きたい…です…、』
「よし、じゃあ、行こっか。立てる?」
『はい。立てま…っ…。、、、』
その子を見ていると外が寒いからか少し震えている。
「ふはっ。無理しなくていいよ。」ヒョイ
歩けなさそうだったので横抱きをしてあげた
『ちょ、、!?……』
流石に気を使ってくれたし…。と思ってくれてたのか否定はして来なかった。
「…w…じゃ、行こっか。」
早めに帰ってあげたかったけど 来る途中とは違う、少し遠回りの道だったので帰るのが遅くなってしまう。
男の子をちらっと見たら小刻みに震えていたので自分が羽織ってた上着を羽織らせてあげる
『……、!?…あ、ありがと…ございます…』
男の子は少し顔を赤らめて言った。
「あ、そういえば、君名前は?」
そういえば名前を聞いてないなと思って名前を聞いてみる
『な、名前ですか…、?』
「そ。あ、俺は羅。蒼井羅だよ。」
まず先に自分の名前を言っとかないと不安がっちゃうかもだからね
『羅さん…。……依央、です…。』
「依央くんね。…苗字って…?」
彼は少し黙ってからまた口を開く。
聞いちゃいけないことだったかな…。
『……苗字…は前まではありました…。…もうあの人とは恋人でもなんでもないので…』ヘラ
やっぱ聞いちゃいけない事だったか。
…恋人って事は、…前まで恋人だった人に捨てられちゃったのかな…。
「…そっか。ごめんね。聞いちゃって」
『ぃえ…、!?…あ、謝んないでください…!!俺こそ、重い話してしまって…すいません…。』
こんなに素直で謝れる良い子なのに、その人捨てるなんて最低だな。
そんな話をしていると家に着いた。
「…あ、ここ。俺ん家。入るよ」
『は、はい』
コメント
2件
やば 、... 普通に好き 、♡