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私がほとんどご飯を食べなくなって、ちょうど一週間。
卒業式の日が、やってきた
卒業式の日、私は一緒に家を出ようとするママを待たずにマンションのエレベーターに乗り込んだ。
ママとはもうほとんど口を聞いていない。
ママは、分かってない。
あんまりだよ、ママ。
一緒に暮らすわけじゃないんだから、という切り札が、ママをにぶらせている。
朝、食卓には今までと変わりなく私分の朝食は用意されているけど、食卓に座ることすらしなくなった私をママはもう怒らない。
ただ溜息をつくだけだ。
そうして迎えた卒業式の朝。
私はママと一緒に学校に行こうとしていた。
あのつぶやきを耳にするまでは。
『高校デビューが目的なら、あと何週間のことどもんね…』
ママは、私がご飯を食べなくなった理由がダイエットだって決めつけてる!
本当はママと一緒に家を出て、今までの思い出を話しながら学校に行くはずだったのに…。
ママは追いかてこなかった。きっと諦めて、少し遅れて最後に来るんだと思った。
息をするのも苦しい。
苦しいよ、誰か助けて。
誰かって、誰?
それすら無いまま。