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晴天の空はいつの間にか灰色になっていて
明かりのついていた色はいつの間にか
光が消えていて
25時の方向に指していた陽の光は消えていた。
斜陽が目立ち始めた今
ボクはどこにいた?
宵の暗さには眩しいくらいの音楽を奏でてくれるあなたにボクは傘をさしてあげて
いつか冬の雪が溶けて朝のように眩しい笑顔で笑ってほしいあなたにも傘をさしてあげて
あなた、にはまだ、傘をさせていない。
濡れっぱなしにさせて。
だって、だって。近づけない。
優しいあなただから。気にかけてくれた
あなただから。
こんな、顔をしないで。
願った。願ったさ。ボクだって。
それなのにボクは…なにも
なにも…できない。
もう少し覚悟していたら
もう少し早く話せていたら
ねぇ…絵名
ボクに、傘を、さしてくれなんて
そんなボクの我儘聞いてくれる?
寒いんだ。