us「…あーあ」
us「せっかくいい所だったのに」
心臓が大きく微動している。
息切れが止まらない。
ky「はぁ…はぁ…」
ks「ご飯できたけど」
ks「…何してんの?」
us「いや?」
us「kyの枕元にスマホが落ちただけ」
us「そうだよね?ky」
ky「…は、はい」
us「ね?」
ks「…ふ〜ん」
ks「ま、いいや」
ks「大丈夫?ky」
ky「…はい」
ks「冷めるから早く来てねー」
…毎日毎日いじめてくるのに。
こういう時は、なんで…
ky(…何がしたいんだろう?)
疑問に感じた思いは1回心の中に閉まっておき、俺はリビングへと向かった。
それから3日後。
なんやかんやあって回復した俺は、何とか平熱を取り戻した。
ky(…ご主人様達に迷惑かけちゃったな)
ky(今日の掃除は一段と爽快にしよう)
熱があった日から、ご主人様達は俺の活動時間を少しだけ短くしてくれた。
俺に睡眠時間を与えてくれるようになり、前みたいにいたぶりを受ける時間は少なくなった。
それでもまだ辛いことはあるけど、寝る時間を与えてくれることは何よりも良かった。
ky(…久々にこの服着るな〜)
この服は、いつも着用しているタキシードの服だ。
前の館で貰った服だから少しボロいけど、なぜかしっくりくるから気に入ってる。
ky(…変えるのもありだけど、今はこれでいいかな)
俺はタキシードを着用し、黄色のネクタイを結ぶ。
ky(…あ、夜食の準備しなきゃ)
いつもこの時間は、ご主人様達が帰宅される。
ky(今日のご飯、何作ろうかな)
俺はキッチンに向かい、晴れ晴れした気持ちで料理を始める。
リビングで掃除をしていると、玄関のドアが開く。
fj「ただいまー」
ky「お帰りなさいませ」
gt「今日のご飯なに〜?」
ky「今日は、肉じゃがですね」
ky「rt様からのリクエストです」
今日は、なんだか機嫌が良さそうだ。
帰宅するといっつも不機嫌なのに。
…あれ?
ky「rt様はどちらへ?」
hr「残業だよー」
ks「俺らは先に帰ってきたけど笑」
ky「な、なるほど」
fj「今頃泣きながらしてんだろうね笑」
us「ははっ笑、想像したら笑うわ笑」
ky(…よし)
最後は、ご主人様達のお部屋の点検。
それが終われば、今日の仕事内容は全て終了。
ky(やっと寝れる…)
俺はすぐさま部屋の確認を行う。
…そういえば、rtはどこに行ったのだろう。
残業だからとはいえ、遅すぎる気もするけど…
ky(…トラブルに巻き込まれてないよね?)
不安心を抱きながらも、俺は仕事に夢中になった。
ky(よし、fjの部屋も大丈夫かな)
ky(最後は…rtか)
rtの部屋の前の廊下を歩く。
ky「…ん?」
rtの部屋から、rtの声が耳に入った。
ky(…び、びっくりした)
ky(なーんだ。rtさん帰ってきてんじゃん)
けど…その声は、いつものrtさんの声じゃなかった。
ky(…え?)
ky(な、なんか)
ky(高…くね?)
その声は、明らかにrtさんの声じゃなかった。
トーンがrtさんじゃなくて…
女性…?に似ているような気がして。
いや、似ているというか…
ky「…え?」
思わず声に出してしまう。
部屋のドアの前で棒立ちになる。
ドアの裏の光景は…
「あんっ…ちょっ…ぁあ」
「いぐっ…ぁああっ…」
気色の悪い女の声に、
rt「ねぇ、まだいけるよね〜?」
rt「お前がしていいっていったんでしょ?」
いつもと違うrtと、手拍子を奏でているかのような音や、何かをかき混ぜているかのようなぐちょぐちょした音が耳に入った。
「激しっ…」
「あぁっ♡」
rt「うわ汚ったな、顔にかけやがった」
「ぁあああ…またでるぅ…」
rt「おい、何へばってんの?」
rt「逆ナンまでしてきてこの程度かよ笑」
「はぁ…はぁ…」
ky(…)
ky(嘘…だ)
1歩1歩下がりながら、口を両手で押える。
「rtさん…?だっけ」
「すっごい好きかも…♡」
「顔もかっこいいし、気持ちいし…お金も沢山持ってるし…」
「お願い…付き合って…?」
rt「…ふふ」
rt「いいよ」
rt「そのかわり、俺を満足させてね」
吐きそうになるのを必死に堪える。
俺は、その場ですとんと座り込んだ。
コメント
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遅くなりました!今回はrtさんが女性と……おっと!これ以上言ったらkyが吐いちゃうかもしれないので(いねぇよ)やめときます……さてrtさんはどうしたのでしょう