コメント
2件
ただ外を見ていただけなのか、、、どうなんだろう✨
ケ「そういえば腹は減ってないか?」
部屋についている時計を見る
針の向きを見るに今は大体午後10時
人ん家上がって早々食事なんて、、、嫌われるかもしれないし、、、
捨てられるかも
麦「大丈b、、、」
グウゥゥゥウ
しまった
ケ「わかった。料理作ってくる」スクッ
麦「ありがとう、、、ございます」カアアッ
ああ、、、やってしまった、、、嫌われたかな
ちらりとお面を覗く
ケ「何か嫌いなものはないか?アレルギーとか」
そう尋ねられ目が合う
思わず心拍数が速くなる
麦「いえ、、、とくには」
ケ「そうか、わかったじゃあそこで待っててくれ」
麦「手伝うよ!!流石に悪いし、、、」
ケ「大丈夫だ。来て初日の人間に料理をやらせるほど私は鬼では無いからね」
そういってケットさ、、、ケットはスタスタとキッチンへ向かっていく
動作が綺麗なんだよなぁ、、、
暇なので部屋の中を見渡す
普通のマンションの中っぽい
私はソファに座っていて、目の前にテレビがある
私からみてテレビの左側にベランダに通じる大きな窓があり、
清潔そうな白いカーテンが開けてある
私からみてテレビの右側にはキッチンがあるがカウンターっぽいのであまりケットさ、、、
もういいや、ケットさんの顔は見えない
てかお面してて包丁とか大丈夫か、、、?
そんな感じで考えながら時間を潰していると
ケ「出来たぞ」
という声がかかった
麦「はい!!」
ケ「飯出来たから、ごめんなこの家特に何も無いんだ」
はいこれといってグラタンの様なものを出してくれる
なんか普通のとは違う気がする
でも美味しそう
麦「いただきます、、、!」
家で人の手作りなんて母親がいなくなってから作ってもらってなかったので
がっついてしまう
美味しい
麦「、、、」ガツガツ
ケ「おいおい、、、あんま勢い余ってがっつくなよ?喉に詰まらすから」
美味しい
麦「、、、ぅうっ、」ポロ
ケ「え、ちょ、、、あぁ」
ケットさんが向かいの席から立って歩いてくる
叩かれるかな、、、さっきからずっと泣いてばっかだしうるさかったかな、、、
バッ
思わず目の前が暗くなる
ケ「大丈夫だからな、何があったかは詳しくは聞かないし。責めもしないから」ナデ
頭に手の感覚もある
ケットさんにハグされていると理解するのにそんなに時間はかからなかった
麦「、、、っ///」
上を向くとケットさんのお面がある
涙が止まるほど顔が熱くなる
なんでだろう
優しかった人が母くらいしかいないからか
ケットさんに母の面影があって
すごくこの人が好きだ
麦「ありがとう、、、ございます、、///」
ケ「ん、落ち着いたならよかった」
そう言ってケットさんは離れていく
もっと抱きしめていてほしかった
そう思ってしまった自分に少しびっくりしながらも目の前のグラタンらしきものを
私は食べ始めた
ケット「、、、」
ケットさんは窓の外を見ていた